この研究科がめざすこと

仏教学全般から仏教思想まで、広い範囲にわたって研究

仏教学全般から仏教思想まで、広い範囲にわたって研究を行います。天台宗、真言宗、浄土宗にかかわる宗学、その関係領域の研究及び現代的展開をはじめ、原始仏教、インド大乗仏教、インド密教、中国仏教、浄土教、如来蔵思想など独自の研究にも取り組んでいます。
本専攻の在籍者数は、修士課程約60名、博士課程約20名と、他大学に比べ極めて多いのも特徴。留学生も含め、院生個々人の学的志向は多岐にわたります。仏教学・梵文学・天台学・真言学(豊山学・智山学)・浄土学の5コースに分かれて、印度哲学・密教学・仏教文化学・仏教実践学等を含めた多彩な9つの研究分野に区分して、体系的に指導しています。

教育方針

ディプロマ・ポリシー(DP)

仏教学専攻は、大学が掲げている教育ビジョン「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする大学院生を育成するために、仏教学専攻の教育課程を修了し、以下の資質・能力を備えた大学院生に学位を授与します。

博士前期課程 博士後期課程
知識・技能
  • 仏教文献の正確な読解力と、それに必要な基礎知識・語学力を身につけ、体系的に理解している。
  • 仏教の総合的研究を通じ、歴史・文化・芸術等の人間生活の多様な文化事象を理解している。
  • 仏教文献の精密かつ正確な読解力と、それに必要な高度な専門知識と多言語にわたる語学力を身につけ、理解し、独創的な知見をつけ加えることができる。
  • 当該研究領域や社会で認められる研究倫理をもって、精緻な文献研究ならびに思想史研究を遂行し、仏教界ならびに仏教研究の世界で精密かつ独創的な思想研究の成果を上げることができる。
思考・判断・表現
  • 修士論文を執筆するに足る論理的思考力と創造性を備え、理論的に考察することができる。
  • 博士論文を執筆するに足る論理的思考力と創造的革新性を備え、自らの課題を関連の学術領域の成果の中に位置づけて、広い視野を持って多面的かつ重層的に思考し、その解決に向けて実証的・論理的に説明し、世界に向けて広く発信することができる。
関心・意欲・態度
  • 仏教思想・文化の本質を探究し、社会において文化的・宗教的な指導力を発揮する意欲がある。
  • 人類が直面する課題を受けとめ、仏教の理念にもとづき未来社会に生きる思想を理論的に提示しようとする積極性を身につけている。
  • 仏教思想・文化の本質を深く専門的に探究し、世界に向けて文化的・宗教的な指導力を発揮する意欲がある。
  • 専門分野と関連諸分野にわたる高度な知識を有し、当該分野の研究者・教育者となる意欲がある。
  • 人類が直面する課題を受けとめ、研究者として、仏教の理念にもとづき、未来社会に生きる思想を理論的に提示しようとする積極性を身につけている。

カリキュラム・ポリシー(CP)

仏教学専攻は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている大学院生を育成するために、各課程において、以下のカリキュラムを編成します。

博士前期課程 博士後期課程
教育内容
  • 仏教学専攻を、仏教学・印度哲学・梵文学・仏教文化学・応用仏教学・天台学・真言学・密教学・浄土学の9つの分野において研究を行うための基本的な専門知識を身につけ、体系的に理解させるために、基礎論科目を設けます。
  • 仏教文献を正確に読解するために必要な語学科目を設けます。
  • 各専攻分野に関する基本的知識を深め専門的に学習するために、基礎科目、分野科目等の系統的な科目配置を行います。
  • 仏教の理念にもとづき未来社会に生きる思想を提示する積極性を身につけるための応用的な科目を設けます。
  • 研究倫理遵守の必要性を身につけるため、初年度必修の講義において研究倫理教育プログラムを実施します。
  • 仏教学・印度哲学・梵文学・仏教文化学・天台学・真言学・密教学・浄土学の8つの分野において高度な専門的知識を習得するために、特論科目を設けます。
  • 厳密な文献読解をするための高度な語学力を養う特論科目を設けます。
  • 各専攻分野に関するより高度な知識を深め、専門的に研究するため、分野科目等の系統的な科目配置を行います。
  • 研究倫理遵守の必要性を学ぶため、初年度必修の講義において研究倫理教育プログラムを実施します。
教育方法
  • 修士論文を執筆するに足る論理的思考力と創造性を養うために、研究指導計画に基づいた個人指導体制を確立し、研究会等の研究発表や先輩研究者との意見交換等を加えて、研究活動の深化を図ります。
  • 論文指導においては、個人指導及び研究会等を通して、各分野の学習を自律的に系統立てて進め、研究課題の学習を完成できるようにします。
  • より高度な知識蓄積を図り、指導教員を中心とする一貫した研究指導体制のもと、博士論文完成に至るまでの助言を行います。
  • 研究領域の拡充を試みながら、研究成果の発表や雑誌投稿論文執筆の指導を積み重ねて、学位論文作成のために必要な指導と支援を適切に行います。
  • 大学院生が主体的に行う自主ゼミナールの企画、運営や、学会・研究会への参加、成果発表、論文投稿を積極的に促すことで、自主的な課題発見、解決の取り組みの姿勢を育てます。
評価
  • 総括的な学習成果として修士論文を課し、複数教員の合議により口述試問を行います。
  • カリキュラム改善のため、大学院生に対するアンケート及び教員による会議によって、カリキュラムアセスメントを実施します。
  • 総括的な学習成果として博士論文を課し、複数教員及び学外副査の合議により口述試問を行います。
  • カリキュラム改善のため、大学院生に対するアンケート及び教員による会議によって、カリキュラムアセスメントを実施します。

アドミッション・ポリシー(AP)

仏教学専攻は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている大学院生を育成するために、以下の資質・能力を備えた大学院生を求めます。

博士前期課程 博士後期課程
知識・技能
  • 仏教文献を正確に読解するための基礎的な語学力を身につけている。
  • 仏教を総合的に把握し、歴史・文化・芸術等の人間生活の多様な文化事象を理解するための基礎知識を持っている。
  • 仏教文献を正確に読解するための十分な語学力を身につけている。
  • 幅広く高度な仏教研究を行うために必要な専門及び関連分野の知識を備え、研究成果を広く社会に発信する基礎的能力を持っている。
思考・判断・表現
  • 論理的思考力を備え、自らの考察を整合性と一貫性をもって理論的に表現することができる。
  • 論理的思考力と創造性を備え、自らの研究成果を整合性と一貫性をもって理論的に表現することができる。
関心・意欲・態度
  • 仏教思想・文化の本質を探求し、社会における文化的・宗教的な指導力を身につけようとする意欲を持っている。
  • 仏教思想に基づき、社会的な活動に積極的に取り組む意欲を持っている。
  • 幅広い仏教研究を行うために必要な仏教学の基礎的な知識と他の関連学問分野への興味を持ち、修士論文を作成する意欲と研究計画を持っている。
  • 多様な文化事象を総合的・体系的に理解し、精密かつ独創的な研究を遂行する意欲がある。
  • 専門的な仏教研究を行うために必要な仏教学の高度な知識と他の関連学問分野への興味を持ち、学位請求論文を作成する強固な意思と確かな研究計画を持っている。

カリキュラム

担当教員

専任教員 専門分野
教授 大塚伸夫 真言密教とインド密教
教授 勝野隆広 天台教学、現代仏教教化論
教授 塩入法道 中国仏教、天台教学、法華経の思想および文化
教授 苫米地誠一 仏教学(日本仏教、特に平安時代を中心とした真言密教)
教授 西村実則 釈尊伝、インド部派仏教
教授 野口圭也 インド密教の思想と実践に関する文献学的研究、密教図像、仏教と現代社会
教授 林田康順 法然浄土教と浄土宗学
准教授 曽根宣雄 法然浄土教
准教授 種村隆元 インドにおける仏教文化全般
准教授 堀内規之 真言密教

卒業後の主な進路

卒業後は寺院を継がれたり、学校法人にお勤めになる方が多いことが特徴です。