この研究科が目指すこと

仏教研究を基本とした総合的・学際的な歴史と文化の追求

本専攻では、本学の特色である仏教研究を基本としつつ、日本・東洋の歴史研究、考古学・美術史などの文化財研究を総合的、学際的に組み合わせ、歴史と文化の研究を追求します。史料に基づいた実証的研究を中心として、高度な専門性を身につけるため史料調査なども多く行い、研究を深めていきます。

教育方針

ディプロマ・ポリシー(DP)

史学専攻は、大学が掲げている教育ビジョン「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする大学院生を育成するために、史学専攻の教育課程を修了し、以下の資質・能力を備えた大学院生に学位を授与します。

博士前期課程 博士後期課程
知識・技能
  • 日本史、東洋史、文化財・考古学の分野に関する、専門知識を身につけ、体系的に理解している。
  • 日本史、東洋史、文化財・考古学など、歴史研究の基礎となる史料・資料・遺物についての解釈と取扱いを的確に行う能力を有している。
  • 日本史、東洋史、文化財・考古学に関する歴史研究の学界動向を踏まえた専門知識を身につけ、体系的に理解している。
  • 日本史、東洋史、文化財・考古学など、歴史研究の史料・資料・遺物に関する研究にあたり、独創的な研究方法を身につけている。
思考・判断・表現
  • 従来の研究成果を継承・発展させた上で、自己の研究を総合的にまとめて独自の成果を発表する能力を有している。
  • 歴史学と関係を有する人文系諸科学の知識に基づき、歴史事象の考察を多角的に行う力を身につけている。
  • 従来の研究成果を継承・発展させた上で、自己の研究を総合的にまとめて独自の成果を発表する能力を有している。
  • 歴史学と関係を有する人文系諸科学の知識を身につけ、多角的に歴史事象の考察を行い、成果を歴史学以外の諸科学分野にも提供できる。
関心・意欲・態度
  • 日本史、東洋史、文化財、考古学など、歴史学に関する深い関心を抱き、研究活動に積極的に取り組む姿勢を身につけている。
  • 日本史、東洋史、文化財・考古学における専門分野の深い知識を活かし、研究や教育に強い意欲を持っている。
  • 獲得した専門分野の深い知識、分析方法をもとに、現代社会の諸問題に対して、それを批判的に理解、評価し、さらに建設的な解決策を提言しようとする意欲を有している。

カリキュラム・ポリシー(CP)

史学専攻は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている大学院生を育成するために、各課程において、以下のカリキュラムを編成します。

博士前期課程 博士後期課程
教育内容
  • 研究上の問題意識を認識する力を強化し、それに基づいた研究遂行能力の向上を目指すために、少人数による史料論・特論・特殊研究・演習などの講座を有効に組み合わせた授業を設けます。
  • 研究内容の重層性を深めるために、専攻内部での複数の研究発表を義務づけ、担当教員らにより学習達成度のチェックを行います。
  • 研究を遂行する上で必要な研究倫理遵守に関する知識や方法を習得するため、各講座の中に研究倫理に関する時間を設けます。
  • 従来の研究成果を継承、発展させ、総合的に自らの研究成果をまとめあげる能力を獲得するために、特殊研究、特論科目を設けます。
  • 獲得した高度な研究能力の学界における位置づけを確認するために、成果を学会で発表させ、さらに広く社会や教育の場に提供できるようにします。
  • 研究を遂行する上で必要な研究倫理遵守に関する知識や方法を習得するため、各講座の中に研究倫理に関する時間を設けます。
教育方法
  • 日本史、東洋史、文化財・考古学における研究の基礎材料となる史料・資料の採訪調査の方法、収集した史料・資料の解釈や史料批判などを的確に行うことができる十分な能力の獲得を目指し、担当教員による指導のほか、大学院生による調査発表、共同研究を積極的にとりいれます。さらに史料・資料に基づく、独創的な研究方法を身につけることに留意します。
  • 指導計画に基づいた研究指導体制を構築し、日本史、東洋史、文化財・考古学の史料・資料に裏付けられた専門知識を体系的に理解し、独創的な研究方法によって成果としてまとめあげる能力を充実させます。
  • 前述の深い知識や能力を地域社会や教育の場に発揮できる方策の修得も目指します。
  • 史料論・特論・演習などの講義において、教員・受講生間の双方向性の形態を重視します。この成果と特殊研究における担当教員による個別指導、大学院生相互の助言を合わせることで、論文作成能力の一層の向上をはかります。
  • 受講生に学内発表を義務づけるだけでなく、学外における学会発表を勧奨し、学会の研究動向を確認し、研究水準などを認識させます。
評価
  • 前期課程における学習成果について、専攻において複数回の口頭発表を課し、担当教員が評価をします。さらにその評価や個々の担当教員の指導の成果を踏まえて、全大学院生に課される修士論文に対して、担当教員による評価と口頭試験を行い、DPに示された資質・能力の達成状況を評価します。妥当とみなされる場合は修士号を授与します。
  • カリキュラム改善のため、大学院生のアンケート及び担当教員による会議により、カリキュラムアセスメントを実施します。
  • 後期課程における学習成果について、課程内または満期退学後の一定期間内に、全大学院生に各自の研究課題に関する課程博士論文の執筆、提出を求めます。論文については、担当教員及び本学科以外の教員による審査と口頭試問を行い、DPに示された資質・能力の達成状況を評価した上で、妥当と見なされる場合は博士号を授与します。
  • カリキュラム改善のため、大学院生のアンケート及び担当教員による会議により、カリキュラムアセスメントを実施します。

アドミッション・ポリシー(AP)

史学専攻は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている大学院生を育成するために、以下の資質・能力を備えた大学院生を求めます。

博士前期課程 博士後期課程
知識・技能
  • 先人の残した過去の多種多様な史料・遺物などに興味をいだき、その示す歴史的内容を的確に分析、把握できる能力を有している。
  • 歴史学の専門的な知識を用い、みずから立てた計画にしたがい、社会で認められる研究倫理をともなった歴史事象の分析を行うことができる。
  • 自己の思考、修学の内容に関する発表を行う能力を有している。
思考・判断・表現
  • 歴史学など専攻分野の基本的知識を身につけ、ものごとに対する柔軟な思考力を有している。
  • 問題意識に対して、的確な研究の方法論を見出すことができる。
  • 歴史学など専攻分野の専門的知識を身につけ、研究計画に基づいて自律的に課題を分析する能力を有している。
  • 関連する他の学問分野との交流をはかり、総合的に歴史事象の意義を論じ、現代の社会との関係性を考察できる。
関心・意欲・態度
  • 過去の文物の分析を通して、社会及び人間の在り方を探究することに関心を有している。
  • 身につけた知識や技術をもとに、広く社会に貢献しようとする強い意欲を持っている。
  • これまでの研究を継続、発展させ、学問の進歩に寄与しようとする強い意志を有している。
  • 自らの研究成果を広く社会に提示して関わりをもち、社会の発展に貢献しようとする強い意欲を持っている。

カリキュラム

担当教員

専任教員 専門分野
教授 榎本淳一 日本古代史
教授 加島勝 仏教工芸史、文化財学
教授 窪田新一 内陸アジア史
教授 小林伸二 中国古代史
教授 坂本正仁 日本近世史
教授 佐々木倫朗 日本中・近世史
教授 白木太一 西洋史
教授 副島弘道 日本彫刻史、文化財学
教授 塚田良道 考古学、博物館学
教授 原芳生 自然地理学
教授 福井淳 日本近・現代史
教授 御堂島正 考古学
教授 宮嵜洋一 中国・近世・近代史