この研究科がめざすこと

既成の学問の方法にとらわれない多角的な考察力を養う

「比較」とは自分の研究テーマを相対化する手法のこと。既成の学問の方法にとらわれず、学際的な視点で多角的に考察できる人材の育成をめざします。言語、文学、哲学などの人文学を基礎に、分析を現代文化の地平に広げます。「比較」することによって、文化の立体的な構造が見えてきます。

教育方針

ディプロマ・ポリシー(DP)

比較文化専攻は、大学が掲げている教育ビジョン「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする大学院生を育成するために、比較文化専攻の教育課程を修了し、以下の資質・能力を身につけた大学院生に学位を授与します。

博士前期課程 博士後期課程
知識・技能
  • 比較文化学/広義の文化論に関する基本的な専門的知識を身につけ、それらを体系的に理解している。
  • 当該研究領域や社会で認められる研究倫理を踏まえた文献研究・調査研究などの方法を理解し、習得している。
  • 比較文化学/広義の文化論に関する専門的知識を身につけ、それらを体系的に理解しており、さらに独創的な知見を付け加えることができる。
  • 当該研究領域や社会で認められる研究倫理を踏まえた文献研究・調査研究などの方法を理解、習得しており、さらにそれらを発展させることができる。
思考・判断・表現
  • 自ら設定した課題における問題を発見し、広くて多面的な視野をもって柔軟に思考しつつ、その問題の解決に向けて理論的・実証的に発表・提言することができる。
  • 自らのものとは異なる言語・文化・思想・価値観などを共感的に受け止め、自他それぞれの意見・見解を論理的かつ建設的に対比させることができる。
  • 自ら設定した課題における問題を発見し、広くて多面的な視野をもって柔軟に思考しつつ説明することができ、その問題の解決に向けて理論的・実証的に発表・提言することができる。
  • 自らのものとは異なる言語・文化・思想・価値観などを共感的に受け止め、自他それぞれの意見・見解を論理的かつ建設的に対比させたうえで、それらをめぐる知見を発展させることができる。
関心・意欲・態度
  • 価値観・世界観の多様性の尊重と共生の精神に基づきながら、地域・社会・世界の形成と発展に寄与するために、自らの研究で得られた成果・見解を文章及び口頭で発信し、実践的に活かそうとする姿勢を身につけている。
  • 価値観・世界観の多様性の尊重と共生の精神に基づきながら、地域・社会・世界の形成と発展に寄与するために、自らの研究で得られた成果・見解を文章及び口頭で発信し、実践的に活かそうとする姿勢を身につけている。

カリキュラム・ポリシー(CP)

比較文化専攻は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている大学院生を育成するために、各課程において、以下のカリキュラムを編成します。

博士前期課程 博士後期課程
教育内容
  • 比較文化学/広義の文化論という分野おいて、研究を行うための基本的な専門知識を体系的に理解し習得するために、さらに、この分野や社会一般で認められている研究倫理に相応しい態度を身につけるために、「総論」科目及び「総合演習」科目を設けます。
  • 各専門分野における基本的な専門知識を習得し、研究及び発表の技能を獲得するために、そして、当該専門分野における研究倫理に相応しい態度を身につけるために、「特論」科目を設けます。
  • 自ら設定した課題に基づいて、広い視野と多面的な思考によって、理論的・実証的な論文の執筆が可能となるように、指導教授との個別指導方式による「特殊研究科目」を設けます。
  • いずれの科目においても、自らと異なる言語・文化・思想・価値観を共感的に受け止め、それらの多様性を尊重し、共生の精神に基づいた地域・社会・世界の発展に寄与するための姿勢と問題意識を育てます。
  • 比較文化学/広義の文化論という分野おいて、研究を行うための高度な専門知識を体系的に理解し習得するために、さらに、この分野や社会一般で認められている研究倫理に相応しい態度を身につけるために、「総論」科目及び「総合演習」科目を設けます。
  • 各専門分野における高度な専門知識を習得し、研究及び発表の技能を獲得するために、そして、当該専門分野における研究倫理に相応しい態度を理論的に学ぶために、「特論」科目を設けます。
  • 自ら設定した課題に基づいて、広い視野と多面的・重層的な思考に基づく独創的成果として理論的・実証的な論文の執筆が可能となるように、指導教授との個別指導方式による「特殊研究科目」を設けます。
  • いずれの科目においても、専門領域における理論を深めるとともに、自らと異なる言語・文化・思想・価値観を共感的に受け止め、それらの多様性を尊重し、共生の精神に基づいた地域・社会・世界の発展に寄与するための姿勢と問題意識を育てます。
  • さらに、異なる文化・思想・宗教・価値観などの間で摩擦・対立・衝突が生起した場合、その対処方法について考える姿勢を養います。
教育方法
  • 総論科目においては主として教員が講義し、総合演習科目においては大学院生による発表・討議を中心に行い、特論科目・特殊研究科目においては2つの授業形態を併用します。
  • 論文指導においては、指導教員による個別指導に加え、全教員・全大学院生の合同形式で、大学院生による研究成果の中間発表や相互討議、複数教員からの助言・指導を受けることのできる機会を、大学院生1人につき1年に2回以上設けます。
  • 大学院生が主体的に行う、学内外における学会・研究会への参加・発表、論文投稿を促すことで、自主的な課題発見、解決への取り組みの姿勢を育てます。
  • 総論科目においては主として教員が講義し、総合演習科目においては大学院生による発表・討議を中心に行い、特論科目・特殊研究科目においては2つの授業形態を併用します。
  • 論文指導においては、指導教員による一貫した研究指導体制のもとで研究活動の深化をめざすとともに、全教員・全大学院生の合同形式で、大学院生による研究成果の中間発表や相互討議、複数教員からの助言・指導を受けることのできる機会を、大学院生1人につき1年に2回以上設けます。
  • 大学院生が主体的に行う、学内外における学会・研究会への参加・発表、学会誌などへの論文投稿を積極的に促すことで、自主的な課題発見、解決への取り組みの姿勢を育てます。
評価
  • 総括的な学習成果として、修士論文・博士論文の執筆を課し、2名以上の教員/審査員により口述試問を行います。
  • カリキュラム改善のため、大学院生に対するアンケート及び教員による会議によって、適宜、カリキュラムの検討を実施します。
  • 総括的な学習成果として、修士論文・博士論文の執筆を課し、3名以上の教員/審査員(うち1人は外部の審査員)により口述試問を行います。
  • カリキュラム改善のため、大学院生に対するアンケート及び教員による会議によって、適宜、カリキュラムの検討を実施します。

アドミッション・ポリシー(AP)

比較文化専攻は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている大学院生を育成するために、以下の能力・資質を備えた大学院生を求めます。

博士前期課程 博士後期課程
知識・技能
  • 比較文化学/広義の文化論に関して、専門的研究に取り組むために必要な基本的知識・技能を有している。
  • 比較文化学/広義の文化論に関して、各専門分野における専門的知識、当該研究領域や社会で認められる研究倫理をともなった調査研究及び発表を行うための基本的技能を有している。
思考・判断・表現
  • 比較文化学/広義の文化論に関して、自らの研究課題を設定し、柔軟な思考と問題意識を持って、その課題を探求できる。
  • 学術研究の社会的性格について理解し、学問的誠実さを持って、自らの研究課題に向き合うことができる。
  • 比較文化学/広義の文化論において自らの研究課題を設定し、その課題を関連する諸学術領域の成果の中に位置づけて、柔軟な思考と問題意識を持って探求できる。
  • 学術研究の社会的性格について理論的に探究し、学問的誠実さを持って、自らの研究課題に向き合うことができる。
関心・意欲・態度
  • 比較文化学/広義の文化論の学術研究に対して、強い意欲と関心を持っている。
  • 身につけた専門的知識や技能を用いて、地域・社会・世界に貢献しようとする意欲がある。
  • 比較文化学/広義の文化論の学術研究に対して、強い意欲と関心を持ち、研究活動に意欲と喜びを見いだすことができる。
  • 大学院において身につけた高度な専門的知識や技能を用いて、地域・社会・世界に貢献しようとする意欲がある。

カリキュラム

担当教員

専任教員 専門分野
教授 伊藤淑子 アメリカ文化、アメリカ文学、ジェンダー・スタディーズ
教授 西蔭浩子 英語教育学、異文化コミュニケーション、社会言語学
教授 星川啓慈 哲学的比較文化論、宗教哲学、言語哲学、言語リアリティ関係論