地域連携・社会貢献

「まち」が大学になる、大学が「まち」になる

鴨台盆踊り特集 【第4回】

「多くの人ときずなを繋げて」 君島菜菜

君島菜菜大正大学教務部教育支援課 課長東京都世田谷区出身

大正大学卒業後、同大学大学院へ進学。外部機関の研究員として勤務した後、大正大学の教員に転職。教員時には第1回、第2回鴨台盆踊り(当時の名称は「みたま祭り」)の担当教員を務めた。
その後、鴨台プロジェクトセンターの開設時に同センターの職員に異動し、現在は教育支援課の課長を務め、教育開発推進センターの業務を担っている。

君島菜菜 大正大学教務部教育支援課 課長

1. 地域の声から「地域と学生の協働」で実現した盆踊り

-本日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、この鴨台盆踊りを始めようと思ったきっかけはどのようなものでしたか?

盆踊りを始めたいと考えた最初の理由は、NCC(Next Community Course:当時全学副専攻)の授業において学生と共に地域活動をしていくなかで、地域の方たちから「大学というアカデミックな空間に入りたい」という思いを感じていたからでした。
そこで、学生が主体となり企画実行力を培いつつ、地域の人たちに楽しんでもらえるような大学イベントを企画することにしました。仏教系大学の特色と日本の伝統文化を企画に盛り込むことはできないだろうかと試行錯誤していくうちに、盆踊りはどうかという話になりました。

-第1回鴨台盆踊りの様子はどうでしたか?

当時は低予算で企画し、使用する提灯も40個ほどと小さな盆踊りでした。実際に盆踊りを行っている商店会の方に「櫓の値段はいくらぐらいするのか?」「どこに届出が必要なのか?」など聞いてまわり、そのなかで大学周辺の町会や商店会から紅白幕や屋台の機材をお借りするなどの協力が得られました。
踊りを教えてくださった「つぼみの会」の方たちや地域の方たちの協力がなければ成り立たなかったとおもいます。そのおかげで、毎年地域の方々が盆踊りにだんだんと足を運んでくださるようになりました。

また、大学の果たす第三の使命とされる社会貢献に、地域のニーズを踏まえた直接的な関わりが求められるようになり、本学にもこれまでのさまざまな活動をとりまとめ地域連携を担う「鴨台プロジェクトセンター」が開設されました。そこで2年目からは大学全体でこの盆踊りを実施するようになり、年々大きな盆踊りへと成長していきました。

浴衣写真

2. 盆踊りを通して多様な価値観に触れてもらいたい

-鴨台盆踊りは毎年学生たちが企画、運営を行っていますが、学生が主体となって盆踊りをやる意味はどういうことだと考えていますか?

この盆踊りは単なるイベントという意味合いだけでなく、学生のための学びのプログラムでもあります。
企画、運営をすることで、ニーズを知ることから始まり、実行の段階で地域の方たちと交流し、そこで様々な価値観に出会ってほしいとおもっています。みんなそれぞれの家庭で育ち、親の価値観しか知らないという学生さんも多いでしょう。

企画を実現させるという責任感のなかで、大人からこどもまで多くの人たちと関わって、多様な見方に真摯に向き合い物事を前に進めていく工程は、社会に出る直前の大学生にとってとても大事な経験になるとおもっています。

第5回の様子

再開当時から、多くの地域の方や子どもで賑わっていた

3. これからの鴨台盆踊りについて

-今後、鴨台盆踊りをさらに良いものにしていくにあたって、なにかアドバイスはありますか?

この盆踊りが、誰を対象としていてどんなメリットがあるのかということを第一に考えると良いかもしれません。
例えば、盆踊りの企画運営をする学生にとっては、先ほども言ったように経験から学ぶ良い機会です。また、現在では盆踊りに地域の子どもたちがたくさん来てくれます。「どうしたら楽しんでもらえるだろうか?」と、関わるすべての人にとってこのイベントの価値が違うということを意識することが大切だとおもいます。

また、困ったときは周りの様々な人の力を借りることも必要です。助けてくれる方たちは、その後もずっと学生たちのことを見守っていてくれています。そういった方たちに今後、どう応えていくかなども考えてみてはどうでしょう。

-最後に、君島さんはこれからの盆踊りがどうなっていってほしいとお考えですか?

続いてほしいですね。
これからも学生が主体となって、運営していってほしいです。学生のときの経験はとても大切だとおもいます。
運営のなかで先輩から後輩へ教えてあげたりする場面があったり、先輩をみて後輩も次の世代へと繋げていきます。これからもそういった「きずな」を繋げてほしいです。

今年の意気込みについて

インタビュアー歴史学科3年 島崎 啓人文学科3年 町側珠綾表現文化学科1年 根本馨子 表現文化学科1年 鈴木美羽

第8回鴨台盆踊り たかが盆踊り されど盆踊り

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問い合わせ先 大正大学 教務部 フィールド学習支援課