地域連携・社会貢献

「まち」が大学になる、大学が「まち」になる

鴨台盆踊り特集 【第2回】

「熱き想いは誰にも負けない」 塩入法道

塩入法道 仏教学部仏教学科教授 学長補佐 長野県上田市出身

サービスラーニングでは、主に巣鴨界隈を地域の方と学生とで散策する「歩こう会」を運営する。
ご自坊でもお檀家さんや地域の方々とともに盆踊りを開催するなど、日頃より寺院と地域、大学と地域の関係づくりに邁進している。

塩入法道 教授仏教学部仏教学科教授 学長補佐

1. 今年で7回目を迎える大正大学の盆踊り

-本日はよろしくお願いいたします。2011年から始まり、今年で7回目を迎える鴨台盆踊りですが、塩入先生と鴨台盆踊りにはどのようなご縁や関係性があるのですか?

私は第1回鴨台盆踊りの責任者でした。会場設営などを学生と一緒に行っていたので、とても思い入れがありますね。
NCC地域セミナー(※)の一環として、ほかの先生方と一緒に学生主体の鴨台盆踊りを開催しました。

※学科横断型の副専攻であるNCC(next Community Course)による地域連携学習

-塩入先生は第1回から盆踊りに関わっていらっしゃいますが、年々どのような変化がありますか?

第1回は櫓もなく、手作りの灯篭を一本建てただけで、屋台もなければ太鼓の演奏も学生が行っていました。文字通り手作りの盆踊りでして、大学祭のような雰囲気でしたね。
それがいつしか中央に櫓が建ち、地域のこどもや団体に太鼓の演奏を依頼したり、屋台が増えたり、地域と連携しながら盆踊りは本格化していきました。もちろん、来場者数も年々増加しています。

一昨年はあいにくの雨に見舞われ、出店や企画されていたイベントは3号館のロビーにて行われました。しかし、悪天候を考慮した学生の準備もしっかりされていて、まとまった良い雰囲気の盆踊りができました。最後は晴れて外で踊ることができました。

昨年は、来場者数が2日間で延べ3,500人を超え、今までになく賑やかな雰囲気でした。特にこどもの来場者数も多く、屋台には行列が絶えず、売り切れになる屋台もありました。2日目は朝から雨が降っていましたが夕方には上がり、外で盆踊りを実施できました。

インタビュー風景

2. 東日本大震災の供養のために

-なぜ大正大学で盆踊りを始めたのですか?

始まりは戦後に遡ります。当時は児童研究部が取り仕切り、大学の校庭で盆踊りが行われていました。しかし昭和40年代に中断してしまいます。理由ははっきりしていませんが、時代的に学園紛争が盛んだったこともあり、それどころではなかったのではないでしょうか。

長い間幕を下ろしていた大正大学の盆踊りも、平成23年に復活します。この年の3月11日、東日本大震災が発生しました。その犠牲者の鎮魂と供養も込めて、手作りの盆踊り(当時の名称は「みたま祭り」)を学生が主体となって開催しました。

盆踊りの様子

再開当初から学生や地域の方を先導して踊りの輪を盛り上げている

3. これからも学生が主体で

-学生主体というのがキーワードだと思うのですが、学生あるいは大学が盆踊りをやる意義はどんなところにあると思いますか?

学生が主体となってほとんどすべてを運営している盆踊りは聞いたことがありません。地域のイベントとして、大学の敷地を貸すことはあっても、学生が主催する盆踊りは大正大学だけだと思います。

そしてなんといっても大正大学は仏教系大学ですから、盆踊りのような仏教や民俗と関わる行事を開催し地域の方々をお呼びすることで、地域連携・社会貢献を一つのブランドとして感じていただけると思います。

-今後盆踊りが発展していくためにはどうしたらいいと思いますか?

今後の発展は、学生にかかっていると思います。私としては、とにかくこの伝統芸能を継続していくことを大切にしてほしいですね。年ごとにテーマがあると思いますが、それに何かしらの工夫を毎年加えていくことで質の向上を目指せると考えています。

4. 今年の意気込み

-今年の意気込みを教えてください。

踊りの振り付けをしっかり学びたいですね。
今年は新しい踊りも増えるようですので、去年に引き続き楽しみです。
そして、なによりも学生とともに、熱き想いを盆踊りにぶつけていきたいです!

今年の意気込みについて

インタビュアー歴史学科3年 幸田聖加

第8回鴨台盆踊り たかが盆踊り されど盆踊り

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問い合わせ先 大正大学 教務部 フィールド学習支援課