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公開シンポジウム

平成30年度 地域精神保健研修会

公開シンポジウム
「離婚後の面会交流のためのオンライン親ガイダンス」

日本では、夫婦のおよそ3組のうち1組が離婚をしており、年間20万人以上の子どもが親の離婚を経験していると言われています。離婚に関わる親権や養育費、子どもとの面会交流をめぐる問題は子どもへの影響が非常に大きく、第一に考えなくてはならない問題です。
今年度は離婚を経験した親や子どもへの支援に携わっておられる東京国際大学の小田切紀子先生をお招きして、本学教授の青木聡とともに、海外で開発された取り組みのご紹介と、元パートナーとどのように協力しながら子どもの成長を見守っていけばよいのかについてお話しいただきます。日本における離婚後の子育てについて、ご一緒に学びを深めることができれば幸いです。

お問い合せ先
大正大学カウンセリング研究所
〒170-8470
東京都豊島区西巣鴨3-20-1
  • 03(5394)3035
    FAX:03(5394)3041
  • 【日時】平成30年 11月9日(金)18:30〜20:00
  • 【講師】小田切 紀子 先生(東京国際大学 教授)、青木 聡(本学教授)
  • 【概要】離婚後、単独親権の日本で、元パートナーと協力して子育てをすることは容易ではありません。講演では、アメリカで開発されたオンライン親ガイダンスの日本版を紹介し、離婚後の子育ての方法やコツをお話しします。
  • 【会場】本学巣鴨校舎 ※会場は当日校門入り口にて掲示いたします。
  • 【参加費】無料
  • 【定員60名程度

講師紹介

小田切 紀子 先生(東京国際大学 教授)

東京都立大学人文科学研究科博士課程修了、心理学博士、臨床心理士。

SVN公認の監督付き面会交流支援者のトレーニング修了。ハーグ条約事案対応の国際家事ADRあっせん人(東京弁護士会紛争解決センター)。アメリカ・オレゴン州、ケンタッキー州で離婚後の親教育プログラムのトレーニングを受け、日本で同僚と実践。

主な著書・論文
  • 『離婚――前を向いて歩きつづけるために』(サイエンス社、2010)
  • 『乳幼児・児童の心理臨床』(共著、放送大学教育振興会、2011)
  • 『離婚後の共同養育と面会交流 実践ガイド』(青木聡・小田切紀子共訳、北大路書房、2017)などがある。

 青木 聡(大正大学心理社会学部 教授)

上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得修了。臨床心理士。

あずま通り心理臨床オフィス開設。AFCC公認の監護評価者およびペアレンティング・コーディネーターのトレーニング修了。SVN公認の監督付き面会交流支援者のトレーニング修了。ハーグ条約事案対応の国際家事ADRあっせん人(東京弁護士会紛争解決センター)。

主な著書・論文
  • 訳書に、エリザベス・セイアー&ジェフリー・ツィンマーマン著『離婚後の共同子育て』(コスモス・ライブラリー)
  • リチャード・ウォーシャック著『離婚毒』(誠信書房)
  • J・A・ロス&J・コーコラン著『離婚後の共同養育と面会交流 実践ガイド』(青木聡・小田切紀子共訳、北大路書房)
  • エイミー・ベイカー&ポール・ファイン著『離婚家庭の子育て』(春秋社)などがある。

過去の公開シンポジウム

お問い合せ先
大正大学カウンセリング研究所
担当:日笠、森岡、西牧、坂本
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