2009年採用
学生支援部 学生課
2009年に大正大学に入職。学生部、就職部、卒業生課、入試部を経て、現在は学生支援部で勤務しています。ほとんどの部署が、学生もしくは受験生の対応をする部署であり、自身が模範となれるよう言動に注意しています。また、サービス部門と思われる部署ですが、「教育機関」ということを念頭に置き、サービスだけでなく学生にとって学びになるよう導けるように心がけています。
これまでのキャリア
学生部 学生指導課
学籍管理、課外活動担当
就職部 就職支援課
インターンシップ担当
就職部 就職指導課
インターンシップ、公務員対策担当
学生支援部 卒業生課
鴨台会担当
学長室 入試課
オープンキャンパス、入学手続き担当
総合政策部 入試課
高校訪問、入学手続き担当
学生支援部 学生課
学外奨学金、留学生担当
※配属部署は当時の名称です。
現在、担当している業務内容は
主に学外奨学金の担当をしています。数年前より国の修学支援制度が始まり給付型奨学金、授業料減免など以前に比べ格段に大学に進学しやすい環境が整えられています。
しかし、国の修学支援制度では、貸与型の奨学金にはないような成績の基準や出席基準が設けられています。成績不良だと奨学金の支援が打ち切られ、最悪の場合返金しなくてはならないこともあります。採用後のガイダンスなどで周知をし、「知らなかった」という学生が出ないよう徹底しています。
本学は学外奨学金(ほとんどが日本学生支援機構奨学金)で2000件ほど利用があります。
学生に不利益が生じないように肝に銘じて、業務に臨んでいます。
業務で大切にしていることは
相手の発言の背景になにがあるのかを考えるようにしています。
国の修学支援制度が始まったタイミングでコロナ禍になり、多くの方から家計状況の悪化の相談を受けてきました。
その中で、支援の対象にならないケースや、支援額が本人の望む金額にならないケースがあり、様々なご意見を頂戴してきました。
その発言の裏には、コロナ禍による苦しみなどから連鎖しているものが多く、その根っこの部分を理解するよう努めないと、寄り添った支援はできないと感じ、相手の背景にある事情を考え、寄り添うようにしています。
印象に残っているエピソード
私の担当する業務に「アカデミックコンテスト」があります。これは小説・詩・評論などの文章作品や、写真・絵画・映像などのヴィジュアル作品を募集し、コンテストを行い、優秀者は表彰され、「学術文化奨励金」が支給されます。
アカデミックコンテストは芸術分野の才能の醸成や、芸術文化の定着などを目的としたもので、毎年多くの学生から応募があります。
絵画部門である年に4年生から応募があり、作品意図の欄に「過去応募した際はアニメっぽいという理由で賞がもらえなかった。そのため、今までよりもアニメっぽく作成しました。」と書いてありました。率直に、こんな気概のある学生は珍しいなと感心してしまいました。
本人に聞いたところ、本当に悔しかったのであえて逆のことをして賞を取りたいと話していたのが、とても印象的でした。
ほとんどの場合、指摘された通りに直してしまうと思います。私も恐らくそうします。
ですが、その学生は自分の画風に譲れないものがあって意地を通すことにしたのだと思います。
その結果、その学生は賞を受賞しました。これは我々の想像を超えて力を発揮した結果だと思います。このエピソードは学生の成長に関与した話ではなく、学生の底力を見せつけられたような話ですが、一生忘れることのないエピソードです。
これから実現したいこと
学生が自立していくことの手助けをしたいと考えています。
私が担当している奨学金の中に、卒業後返還しなくてはいけない奨学金があります。
その奨学金は学生と外部団体が返還に関する誓約書を結ぶものですが、親任せにしてしまう学生もいます。親任せにすることなく、自分で制度を理解し手続きをとれるよう学生を導いていきたいと考えています。
またそれと同時に奨学金を通して、将来の人生を描けるように指導していきたいと考えています。卒業後多くの方が就職をします。就職活動が始まってようやく卒業後の生活を意識される方が多いですが、奨学金の返済を考えると本来なら申し込みの段階で、将来どう生きていくのかを考えてほしいと思います。
そうは言っても想像することすら難しいことなので、我々職員が導けるよう自分自身の研鑽はもちろんのこと、考える場の創出を考えて、実現したいと考えています。
オフの日のすごし方
以前はフットサルやバスケットボール、ライブに参戦するなど、家の外に出ることばかりしていました。最近は飼っている愛猫と遊んだり、趣味のスニーカー収集など室内で自分の好きなもの、好きなことに触れています。