大正大学 スガモで育む日本の未来。

文学研究科 史学専攻
現代に残された貴重な文物を分析し、社会や人間のあり方について考える。

本専攻では、本学の特色である仏教精神に留意しつつ、日本史・東洋史、考古学・美術史などを総合的、学際的に組み合わせ、歴史と文化の研究を追求します。史資料に基づいた実証的研究を中心として、高度な専門性を身につけるため史料調査なども多く行い、研究を深めていきます。

研究キーワード

  • 日本史
  • 東洋史
  • 美術史
  • 考古学

将来の活躍イメージ

  • 教員
  • 研究者
  • 学芸員
  • 公務員
  • 地方公共団体等の埋蔵文化財専門職員

学びの特色

仏教研究を基本とした総合的・学際的な歴史と文化の追求

高度な技術、経験を有する専門職となるための「実践分析研究」
01

専門性に富んだ指導と学びの多様さ

高度な専門性に富んだ指導が受けられる豊富な教員が揃っています。これら教員によるカリキュラムは充実し、多数の講座が開かれています。分野によっては、学外の研究施設や遺物・遺跡等の見学、視察等を取り入れることで学びの多様化にも配慮しています。

02

指導教授の指導のもと、外部研究会などへ積極参加

本専攻のカリキュラムは、指導教授の十分な指導を受けられるよう考慮されています。そして、授業以外にマンツーマンによる親身で丁寧な指導を通じて高度な研究方法論の獲得、学会動向の情報入手をはかったり、外部研究会への参加、さらに研究会発表の機会を得られるように配慮もしています。

03

研究発表大会を通じて研究の深化をはかる

定期的に、指導教員も参加する修士・博士合同の研究発表大会を開催しています。この機会を通じ、院生同士の意見交換、批判を行い、互いの研究の深化をはかるだけでなく、発表院生の直接の指導教授の専門分野、時代とは異なる教員から有益な指導やアドバイスが受けられるよう工夫をしています。

PICK UP

佐々木 倫朗先生

  • 専門分野

    日本中・近世史

  • 研究テーマ

    日本史の中世から近世にかけての政治権力論

中世から近世の政治権力の動向を主に東国を中心に検討している。近年では、織豊政権との関わりから中央の政治的な動向も視野に研究を行っている。

担当科目

MD日本史史料論

授業の特徴

近世に作成された史料の写本を講読する。写本は、中世から近世前期の史料を写したもので、その史料を写真版から翻刻・読解する。史料の翻刻に習熟することを求めると共に、翻刻した史料に関係する史料も収集して、その内容を踏まえて史料を読解し、史料に書かれた内容を深く理解する力をつける。

修士課程

日本史・東洋史・文化財の専門知識を身につけ体系的に理解する

史学専攻博士前期(修士)課程は以下のようなポリシーを持って運営します。

1. 問題意識を認識する力を強化し、研究内容の重層性を深める
少人数による史料論・特論・特殊研究・演習などの講座を有効に組み合わせた授業を設けます。また、専攻内部での複数の研究発表を義務づけ、担当教員らにより研究の進捗状況や内容のチェックを行います。
2. 的確な史料・資料批判などを身につける
日本史、東洋史、文化財・考古学における研究の基礎材料となる史料・資料の採訪調査の方法、収集した史料・資料の解釈や史料批判などを的確に行うことができる十分な能力の獲得を目指します。
3. 研究成果を独創的にまとめあげる力を養う
日本史、東洋史、文化財・考古学の史料・資料に裏付けられた専門知識を体系的に理解し、独創的な研究方法によって成果としてまとめあげる能力を充実させます。

博士課程

研究成果を発表し、社会の発展に貢献するような人材を育成

史学専攻博士後期課程は、以下のようなポリシーを持って運営します。

1. 学会動向を踏まえた研究専門知識を身につけ成果を発表する
日本史、東洋史、文化財・考古学に関する歴史研究の学界動向を踏まえた専門知識を身につけ、体系的に理解し、従来の研究成果を継承・発展させた上で、自己の研究を総合的にまとめて独自の成果を発表する能力を養う。
2. 現代社会との関連性を考察し、社会の発展に貢献する
関連する他の学問分野との交流をはかり、総合的に歴史事象の意義を論じ、現代の社会との関係性を考察し、自らの研究成果を広く社会に提示して関わりをもち、社会の発展に貢献していく人材を育成する。

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