就職・キャリア形成その先の未来へ
キャリア・就職お知らせ
キャリア育成特設講座B第8回目が開講されました。
10月25日(月) キャリア育成特設講座B第8回目が開設されました。
本講義は、中小企業の経営者の方にご登壇いただき、経営者視点からの様々な体験や考えをお話し頂きつつ、働くことの意義や仕事(職業)の選択の考え方などについて受講生同士でグループワークを行い、意見を交わしていく形式となっております。
今回は株式会社ユニバーサルスタイル 代表取締役 初瀬勇輔様にご登壇いただき、「インクルーシブな社会(障害の有無にかかわらず、どんな人でも居て良い社会)づくり」をテーマにお話しいただきました。
前半では、ご自身の北京パラリンピック等の視覚障害者柔道大会の出場経験やご自身の会社の事業についてご紹介いただきました。
このお話を通して伝えたかったことは、ユニバーサルデザイン(障害の有無に関係なく,すべての人が使いやすいように製品・建物・環境などをデザインすること)についてです。
2016年リオデジャネイロパラリンピックのメダルでは、視覚障害の方が触れた際に種類を識別しやすいよう、メダルを振ると音が鳴る仕組みになっており、音の高さでメダルの種類を判別できるようになっています。目が見えない人にもメダルを認識できるよう、障害や問題を取り除いたデザイン=仕組みと言えます。
初瀬様の株式会社ユニバーサルスタイル様も同じく、障害者の方が職に就きやすいように障害者向けの雇用コンサルティングを個人や企業に対して行っています。
このように物だけでなく、障害や問題を取り除くための仕組みをサービスとしても成立することができると学生に説明していただきました。
しかし、この仕組みを作るには多くの人との協力が必須であり、自ら発信し、出会った人とのつながりを大切にすることが重要とのことです。
後半のグループワークでは、同じグループ内で自分のやりたいことについて発表・共有を行い、可能であればSNSでつながる等、人的ネットワークを作るための練習を行いました。
このワークを通して、自分から誰かと関係を構築していくことの大切さをお伝えいただきました。