学部・大学院

DEPARTMENT

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

大正大学(以下「本学」という。)の建学の理念は「智慧と慈悲の実践」です。仏教では自らのためだけではなく、他者の幸せを願って修行する人を菩薩といいます。本学で学ぶすべての人が菩薩のように物事を正しく認識・判断し、実践・行動する人間となることを本学は求めています。
また、本学は、Society 5.0で実現する変化の激しい知識集約型社会を生き抜くための新たな目標として、「新共生主義」及び「地域人スピリット」を掲げ、学際的な研究・学融合型の教育を目指します。この「新共生主義」及び「地域人スピリット」を実現するために、教育ビジョン「4つの人となる―慈悲・自灯明・中道・共生」を規範として示します。

  • 「慈悲」の人となるとは――、
    「生きとし生けるものに親愛のこころを持てる人となる」こと。
    生きとし生けるものに親愛のこころを保ち続け、心を開き、よりよいコミュニケーションができる。
  • 「自灯明」の人となるとは――、
    「真実を探究し、自らを頼りとして生きられる人となる」こと。
    自ら「問い」を立て、社会・地域の問題解決のために、さまざまな知識を得て、学融合的な考察ができる。
  • 「中道」の人となるとは――、
    「とらわれない心を育て、正しい生き方ができる人となる」こと。
    社会・地域に貢献する人材となるために人柄を磨き、かたよりやこだわりから自由になり、さまざまな意見に耳を傾けて行動ができる。
  • 「共生」の人となるとは――、
    「共に生き、ともに目標達成の努力ができる人となる」こと。
    目標を実現するために挑戦を繰り返す態度と姿勢を育み、自ら「学び」と実践・行動に信念を持ち、ふりかえりを通して行動の改善ができる。

そして、本学は地域主義の立場に立ち、どの学部、学科で学んでいても地域を愛し、生活の基礎となる地域の活性化のためにアントレプレナーシップを発揮し、貢献する「地域人スピリット」を養成します。これらの教育ビジョンに基づき本学では、以下の各資質・能力を総合的に身につけた学生に対して学位を授与するものとします。

知識・技能

  1. 社会においてよりよく生きるための力となる知識や技能を、専門的な知識と実践的な経験の統合によって身につけている。<自灯明・中道>
  2. 自らの専門分野とする学問領域の学修内容と研究方法を理解し、現実社会の中で活用できる。<自灯明・中道>

思考・判断・表現

  1. 自ら問いを立て、多面的かつ重層的に思考することによって、課題解決への道筋を論理的に探究することができる。<自灯明・中道>
  2. 己の立場にとらわれず、意見や価値観の異なる人々の考えを傾聴した上で、自らのそれを再構築し、論理的・創造的に表現することができる。<中道・自灯明>

関心・意欲・態度

  1. 自立的・自律的な生き方を志向する中で、地域・社会・世界における課題の当事者としての自己を再発見することができる。<自灯明>
  2. より良い地域や社会の形成と発展に寄与していくために、利他の精神をもって主体的かつ実践的に学習成果を活かそうとする姿勢を身につけている。<共生・慈悲>
  3. 他者に対して親愛の情を抱き、互いを尊重しながら、ともに目標を達成しようとする協働性を身につけている。<慈悲・共生>

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

本学では、教育ビジョン「4つの人となる」及び本学が目指す新時代の人材像の礎を築くために必要な資質・能力を育成するために、共通教育科目である「第Ⅰ類科目」、学科の専門教育科目である「第Ⅱ類科目」、資格取得とキャリア形成及びアントレプレナーシップ養成に関する「第Ⅲ類科目」を設置し、初年次から卒業までに学ぶ諸科目を有機的に連携・接続させた教育課程を編成しています。また、知識を習得するだけではなく、思考力・判断力を育むために、アクティブ・ラーニングやフィールドワーク等を積極的に取り入れ、双方向で実践的な学びを重視した教育方法を採用しています。評価については、4年間の学習成果を測定する総括的評価だけではなく、教育活動の過程で学習成果を測定する形成的評価を行っています。

教育内容

  1. 第Ⅰ類科目:共通教育においては、旧来型の知識習得中心の教育システムを改め、学融合・統合型教育として、社会の課題と向き合い、変化に対応できる能力を養い、未来を生き抜くために必要な知識と技能を獲得するための教育と位置付けています。そして、主体的学修態度の涵養、知識理解・活用力、表現力、課題探究・解決力、情報・データ活用力、対人力、セルフマネジメント、チャレンジ精神、地域密着力などの習得とキャリア意識の醸成を目標とし、人間の探究、社会の探究、自然の探究、総合英語、データサイエンス、リーダーシップという科目を設けています。

    「探究」は、主体的学習態度、知識理解・活用力、表現力、課題探究・解決力、情報・データ活用力、対人力、セルフマネジメント、チャレンジ精神、地域密着力を、人間・社会・自然というテーマに即して統合的に育成するための科目です。

    「データサイエンス」は、データを活用して課題を解決するための論理的思考力とデータリテラシーを修得する科目です。

    「リーダーシップ」は、思考力や交渉力を磨き、社会人として活躍できるコミュニケーション力やチャレンジ精神の育成を目指す科目です。

    「総合英語」は、異文化間でのコミュニケーションに欠かせない英語の4技能を身につけるほか、グローバルな意識をもって進んでコミュニケーションができる力の育成や異文化理解の態度を養成する科目です。

  2. 第Ⅱ類科目:専門教育においては、各専門分野における知識・技能を体系的に修得するとともに研究方法の理解と実践を進めるため、学部共通科目、専門ゼミナールのほか、選択科目として方法研究科目、応用科目などを系統的に配置します。
    また、「学融合ゼミナール」を配置し、自らの専門分野の学問領域と他の学問領域を統合的に学び、多面的・重層的な思考をすることで、複雑で多様な現代社会の課題に応えることができることを目指します。
  3. 第Ⅲ類科目:第Ⅰ類科目、第Ⅱ類科目をべースに、社会との連接を実践しながら、学生のキャリア志向によって、国家資格・認定資格取得のための科目、企業研究や地域との協働による科目、専門性をより高めるための科目、新しい価値創造を企画・実現し、組織内においてもリーダーシップを発揮できる人材を育成するアントレプレナーシップ養成科目を設置します。

教育方法

共通教育・専門教育のいずれにおいても、双方向的で実践的な学びを重視したアクティブ・ラーニングを実施しています。そのなかで、地域・社会・世界におけるさまざまな課題に対して、他者との協働を通じて課題の解決や探究に取り組む機会、また地域・社会の教育資源を活用した「フィールドワーク/サービスラーニング」等の機会を提供しています。

これらの学びを機能させるために講義のみならず、グループワークにおいて学生が相互に学び合うピアインストラクションやディスカッションなど、さまざまなアクティブ・ラーニングの手法を取り入れます。また、特にⅠ類においては、専任教員と複数のチューターやティーチング・アシスタント等が授業及び事前・事後の授業外学修をサポートするチュートリアル教育・チームティーチングを実施します。

専門教育においては少人数からなるゼミナールやワークショップを通じて専門的な知識や技能を身につけます。また、卒業論文・卒業研究を全学生に課すことにより、学修成果を理論的・創造的に発表する機会を設けます。
また、授業の進捗状況において形成的評価を採用し、到達目標に対する学生の達成度をはかり、柔軟な姿勢で教育に取り組んでいます。

評価

  1. 共通教育においては、教育目標の到達度を確認するために、小テスト、プレゼンテーション、課題レポート、エッセイ等を課し、学修成果を総括的に評価します。
  2. 4年間の総括的な学習成果については、全学生に課される卒業論文あるいは卒業研究・卒業制作とその発表に対して、担当教員による評価と口述試験を行い、ディプロマ・ポリシーで示された資質・能力の達成状況を評価します。
  3. また、卒業時には、カリキュラム改善の指標とするため、質問紙法や面接調査法を用いて学生生活全般に対する総括的評価を行い、カリキュラムのPDCAサイクルを推進します。
  4. 学部教育の改善については、各学部の学びの特徴に応じたカリキュラムアセスメントを実施し、教育課程を随時見直します。

大正大学は、本学の教育ビジョンである「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする学生を育成することを目指し、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている学生を育成し、社会に送り出すことを教育目標としています。
そのため本学は、以下の資質・能力を備えた学生を受け入れるため、多様な選抜方法により、多面的・総合的な評価を行います。

知識・技能

  1. 入学を希望する学科・コースの教育内容を理解するために、高等学校の教育課程において学習した基礎的な知識・技能を修得している。<自灯明・中道>
  2. 高等学校での学習や諸活動において課題や困難に向き合い、解決のための試行錯誤を通して得た経験知を有している。<自灯明・中道>

思考・判断・表現

  1. 高等学校までに得た知識・経験を入学希望の学科・コースの学びに結びつけて説明することができる。<自灯明・中道>
  2. 自身の興味関心について、自らの視点と言葉で順序だてて説明することができる。<自灯明・中道>

関心・意欲・態度

  1. 新たな知識や他者の意見に触れることに喜びを感じることができる。<中道・共生>
  2. 価値の多様性に触れたとき、自らの意見を見直す開かれた姿勢をもっている。<中道・自灯明>
  3. 社会のさまざまな事象を自らの問題として捉え、他者と協力して積極的に課題解決する意欲をもっている。<共生・慈悲>