文化財を未来へつなぐ、世界で生かす。心とテクノロジーで。

情報科学部デジタル文化財情報学科(仮称)

Faculty of Informatics

Department of Digital Heritage Informatics

2026年4月開設予定(設置認可申請中)
※設置計画は予定であり、内容は変更になる場合があります。

_VISION

情報技術で文化財や
自然遺産を守り活用し、
新しい価値を共創する

貴重な文化財や自然遺産を守るだけではなく、デジタルとの掛け合わせによって、地域創生や持続可能な観光のために活用することを目指します。デジタル技術をベースに、歴史史料や自然遺産などに関する知識、その魅力を人々に知ってもらうための方法について学びます。

Features

Feature01

情報技術を実社会で 活用できる人材を目指す

プログラミングやネットワーク・セキュリティ・データ分析などの基礎知識から、IoT演習やAIなど、情報技術を実社会で活用するための内容まで、網羅的に学ぶことができます。

Feature02

デジタル文化財の活用と 実践を学べるカリキュラム

建造物の修復にAIを活用する、文化財の3Dモデルを作成する、自然遺産をデジタル定点観測するなど、知識に加えて実践的な能力を身につけるカリキュラムを用意しています。

Feature03

TOPPANホールディングス(株)の
協力による充実した学修環境

TOPPANホールディングス(株)の協力により、キャンパス内にVRシアターをオープン予定。その他さまざまな企業、博物館、研究所などと連携して学修環境を充実させていきます。

※画像はイメージです

PICK UP

PBL(プロジェクト型学習)
Project Based Learning

PBL(Project Based Learning=プロジェクト型学習)とは、
学生が実際の社会課題を解決するためにプロジェクトを通じて学ぶ教育方法です。
デジタル文化財情報学科では1年次から開講され、
大正大学とも縁のある地域や多様な主体と協働してプロジェクトを成功へ導く能力を実践的に養います。

テーマ例

Theme01

文化財や自然遺産に関する
現場における調査やその活用

Theme02

新しいデジタル技術を活用した
映像コンテンツなどの作成やその活用

デジタル文化財情報学科の目指すこと

貴重な文化財や自然遺産を長期にわたって保存・保護したり、インターネットなどを通じて世界中の人々が容易にアクセスできるようにするためには、それらをデジタルデータとして保存し、最先端のデジタル技術を活用することが有効です。一方で、博物館などの現場でデジタルアーカイブなどの取り組みが進まない背景には、文化財とデジタル技術の両方の専門知識を持った人材の不足があるとみられています。この学科の学びは、単にデジタル人材を育成するだけではなく、経済や社会の基盤となるイノベーションの源泉でもある自然・文化をデジタルとの掛け合わせにより統合的に学び、現場で実践できる点も先進的です。

カリキュラムの特徴

情報を活用する技術・知識を学ぶ「情報系科目」、文化財・自然遺産を活用できる技術・知識を学ぶ「デジタル文化財科目」が用意され、幅広く履修できます。実際の文化財・自然遺産の活用に向けた課題の解決にも取り組み、理論と現場での実践の往来による文理融合の学びや社会で即活躍できる人材育成が特徴です。

ピックアップ授業

開発演習

アプリケーション開発の基礎を学ぶ授業です。インターネット通信の仕組みや、図を描くためのツール、データベースの管理、Webアプリの開発まで、実践的なプログラミングスキルを身につけます。授業内では実際にチャットアプリを作成し、ソフトウェア開発のプロセスを体験します。

文化財と自然遺産

「文化財」と「自然遺産」は、人類が保全し、次世代に継承しなければならない遺産です。地球規模の環境下で、アウトドアとインドアという概念で統一的に定義し、それぞれの構成と特徴を明らかにし、デジタル文化財情報を駆使する中で、継承・保存を第一義にした文化財と自然遺産の活用の方向性を学びます。

デジタル形状計測学A(表面形状)

写真から3D情報を抽出する写真測量と、レーザー光を使って物体の形状を計測するレーザースキャニングを中心に学ぶ授業です。3次元計測の基礎理論や写真測量の原理、各種レーザースキャナーの特性と操作方法、取得したデータの処理・解析まで、演習形式で段階的に進めます。

デジタル文化財演習ⅡA

さまざまなバーチャルリアリティコンテンツを体験・制作し、バーチャルリアリティ技術を用いた表現力を身につける授業です。博物館などで実際にバーチャル展示に関わる講師を招き、最新の動向をつかみながら、デジタル技術による文化の継承と魅力の発信方法を学びます。

期待される主な進路

  • 博物館や美術館などの文化施設でデジタル化を推進できる学芸員
  • 自治体の文化・教育・技術・情報システム・観光部門の担当者
  • IT企業のすべての事業部門の担当者
  • 教育ビジネスにおける電子教材の企画、開発の担当者

取得を目指せるまたは推奨する資格

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者
  • AWS認定資格
  • 学芸員
  • 技術士補(予定)※
  • 日本ディープラーニング協会(JDLA)G検定(ジェネラリスト検定)

※本学科のカリキュラムがJABEEに認定された場合に取得可能となります

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