地域貢献・国際交流

深める地域との絆、広がる国際交流

協定留学生ブログ 上海大学(中国)から

春学期が終わりました

いよいよ夏休みが始まったようです。
旅先でも景色はもちろん、人など様々な出会いがあったようです。(国際担当T
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・修了式

期末テストが無事に終わり、春学期の修了式が行われました。今学期修了の同級生がほとんどなので寂しいばかりです。
A+クラスはフランス、アイルランド、タイ、ヨルダン、パキスタン、インドネシア、トルコ、モンゴル人に囲まれて中国語を学んでおりました。授業の中で、各国の文化、特徴を共有するなど、非常に充実した国際交流であると感じました。
春学期で活かした経験をさらに秋学期で活かせるようにして、新たな経験ができるように、より多く行動をしていきたいです。



・文化について思ったこと

春学期に多くの国の人と会う中で、ハーフ、~系、或いは二重国籍の方が多く見られます。華僑が特に多いです。私も含め純血ではなくハーフであったりすると、複数の文化、言語をもつことが当たり前のように思われますが、一言語しか話せない人もおります。私も一言語です。アイルランド人は二重国籍が認められ、アメリカ、イタリア国籍を持っている人がおり、その人も英語だけです。フランス人は二重国籍ではないですが、ベトナム、アフリカ、タイ系がいます。その人たちは英語、フランス語、それぞれの言語も話せます。中国語も含め4つの言語を喋れるのは、尊敬に値しますし、実際見るだけでも感動します。こうした、先入観で捉えるのではなく、その人に対して理解を深めると「多くの文化」に触れ合うことができます(「先入観」や「多くの文化」については、別の記事で説明します)。

 
・夏休み

夏休みが始まってすぐにインドネシア人の友達と重慶、張家界、成都に行きました。三都市ともに辛い物が有名です。重慶では火鍋と干鍋を食べました。非常に辛かったですが、満足です。

重慶は山の町で坂がとても多く、高いビルも多く重慶特有の風景が見られます。また、お年寄りの多くは杖用に竹を持ち歩いていることも特徴です。張家界ではアバターの聖地と言われている山景色があり、日本では見られない地形が並んでいていました。成都はパンダ基地があり、パンダをたくさん見られるのですがこの季節とても暑くてパンダは室内に行ってしまい寝ている2匹しか見られませんでした。郊外の山に1200年前にできたと言われる楽山大仏があり、とても大きく、下から見ると圧倒されます。なにより民衆の手でこの巨大な仏像を作ることに驚きました。

最終日には麻婆豆腐を食べました。成都(四川)は麻婆豆腐発祥地なので本場で食べられて非常に満足です。



重慶   


張家界
               

 
              
天門山



成都     



いったん上海に戻り、祖母の家がある大連に行くことになりました。大連まで高速鉄道に乗り、途中、南京、青島、天津に寄って、一人旅をしました。
青島に行ったときには、上海大学の日本語学科に在籍している中国人学生と行動を共にしました。彼は、青島の近くに実家があり、帰省で戻ってきているところでした。

中国で一人旅は中々ハードルが高いです。
一つ目に、私が調べたホテルは一人料金ではなく、部屋代が請求されること。二つ目に、中華料理は共有できないので限られる料理しか食べられません。こうした中でも一人というのは責任が全て自分にかかるので、経験、中国語力など一番伸びたなと感じられました。それぞれ地域の歴史の違いと共通点というのがとても興味深かったです。


南京 

 

青島   



天津
    

 

この二週間でこんなに多くの都市に行けるとは思いませんでした。
まだ時間があるのでどこかに行きたいと思います。

日本統治時代の歴史は一番危険です。
青島で監獄博物館に行った時の事です。この博物館はドイツ統治時代に建設され、第一次世界大戦後の日本統治時代でも使用されていました。そこでは残虐な写真が多くあり、これを見たら確実にドイツ人、日本人が嫌いになるだろうと自分でも思います。

友達と日本語を話していたら、一人の中学生が話しかけてきました。「これらの出来事を日本では教えるのでしょうか?」。私は「これらのことは日本本土で起こった事ではないので、日本では簡潔に書かれています。」と言いました。日本嫌いと思いきや、彼は大河ドラマが好きでよくNHKをみているのだそうで、「中国と日本のニュースは言っている内容がほとんど違うから、その違いを比べて何が真実なのかを知るのが好き」と中学生とは思えない発言していて驚きました。論文と同じで、様々な考え、情報から自分の考えを見出すことを私は大学生になってから行っていたので、彼は本当にすごいと思いました。またどこかで会いたいです

みんながそれぞれ国へ帰るなかで私は大連に滞在し、中国の親戚たちとの時間を大事にしたいと思っています。朝は祖母と一緒に公園に行き、太極拳(ゆっくりした体操)を教えてもらっています。中国茶を飲み比べるなど老人生活をいち早くしています。中国語しか話せない環境が一番上達できると思うので一生懸命勉強します。

FK

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