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注目人物pickup
サークルインタビュー

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プロフィール

辻開(つじかい)さん
辻 開 (ツジ カイ)
所属:文学部人文学科日本語・日本文学コース
出身地:山梨県
出身高校:山梨県立山梨高等学校

今回、注目PickUPでご紹介するのは、文学部人文学科の辻開さん。
クラブ・サークルは、「美術部」と「漫画研究同好会」に所属。
得意なデザイン力を活かして、鴨台祭のパンフレットやハラスメント防止キャンペーンの啓発キャラクター、アカデミックコンテストのポスター等々を作成されています。

絵は、いつから描いていますか?

幼稚園の頃から、遊びの一環として描いていました。
これが趣味になったのは、はっきりとはわからないのですが、おそらく高校生になってからだと思います。
中学・高校では、美術部ではなく真逆の運動部のバレーボール部に所属していましたが、絵は趣味で多少描く程度でした。
大学に入ってからは、せっかく山梨から1人で東京に出てきたということなので、外向きに何かスキルを活かして活動していければいいかなと思い、現在に至ります。

描くのはやっぱり絵ですか?漫画ですか? また、絵を描き始めた最初のきっかけみたいなものは何か覚えていますか?

絵が多いですね。
漫画は、大学に入って漫画研究同好会に所属してから描くようになりました。
絵の描き始めは、全く覚えていなくて、いつの間にか描いていたという感じです。
先生から褒められ、展覧会とかで掲示されたり、賞に選ばれることも少しありました。
高校の時は、絵だけではなく、文章も書けるようになりたいと思い、3年生の夏休みの時に、県内の高校を対象とした小説のコンテストに応募し、優秀賞をいただきました。

中学・高校の頃は、絵画よりイラストが主流で、大学に入ってから、色んなものが描けるようになりたいと思い、水彩画も描くようになり、画材だと、アクリルとか油絵だとかコピックとか色鉛筆とか色々なものを使うようになりました。これらを一通り体験しておくと画の幅が広がるため、『1人いれば重宝する。』と言われるようになりました。

絵の勉強はしていますか?

ほとんど独学です。専門知識もつまみ食い程度しかありません。自分から見て「なるほど」と能動的に学ぶことが多く、教授して頂くことはほぼ無かったです。
ですが、さまざまな作品を見て、色々なことを感じ取って「ここは好きな色だな、自分もこの色を出せるようになりたい」などと思ってやっています。

どのくらいの時間で描き上げるのですか?

そうですね、描こうと思って描けるものではないので、日々ふと思いついたことや見たもの感じたものをどこかに留めておいて、アウトプットする感じです。
なので、制作時間はあまりかからない方だと思います。専門的な知識もなく、技術はやはりそこまで無いので、まさに「アイディア勝負」だったりします。

多角的に物事を観ることで可能性を広げるのと同時に、独創性も磨くようにしています。
今回、教育開発推進センターから紙芝居の話を頂いた時にも、日々生活する中から素材を見つけ、数日程度で描き上げました。なので、考えている時間の方が圧倒的に長いですね。

辻さんが手に持っているのは、本学の大学祭、第4回鴨台祭のポスター。デザインコンテストの優秀賞として、採用されました。絵を描くときの楽しさとかやりがいって何かありますか?

辻開(つじかい)さん

他人の評価を受けるのが好きなので、自分で頑張ったなと思う反面、みんながどう思っているか、受け手がどのように評価してくださるかということに重きを置いています。
「自分の作ったものは上手いと思ってはいけない」と、常に思っています。慢心が生まれてしまうからです。しかし、次に繋がるように自分自身に対して「頑張ったな」と思うようにしています。

現在、卒業論文を書く準備をしていますが、絵と同じで色々な分野に目を向けるのが大切だなと感じています。
卒業論文を書く上で、資料の中でアニメや漫画作品は度外視されてしまうところがあるのですが、私はどんどん視野に入れます。有名な漫画作品などを引用したりします。
漫画等は一種のファンタジーでありコミカルに描かれているものの、中には史実や理論にかなったものもあり、作者がその専門家であったりします。

このように、何にでも目を向けることを常に大事にしています。全く関係ないと思っていても、後々繋がったりしてきて「無駄な学びはない」と痛感します。
他にも、上京して華やかな広告を見たときに、「ああいう形してるんだな」とか、『キャッチコピーが印象的だな』など興味を持ち始め、個人的に勉強を始めたりしました。その中で、キャッチコピーひとつで業績がグンと伸びたという話を知り、『言葉の力は偉大だ』と、文学部ながらに思いました。

描きやすいジャンルはありますか?

春の芸術祭

自分で描きたいものを描くことは、少なくなってきたような気がします。やっぱり喜んでもらうことが大事で、昔から期待以上の成果をあげるのが好きでした。
でも描きやすいというと、絵画とかイラストよりは、“デザイン”ですかね。“デザイン”は、絵とかだけじゃなくて、キャッチコピーとかも含みますし、映像だったり、色々な技法もあり、写真を使ったりもしています。

今回の春の芸術祭のポスターを作成する際、写真同好会SAVOYさんの写真を使う提案を受けました。かなり難題でしたが、そういった素材というかモノを組み合わせるデザインが好きですね。絵画だけだと表現しきれない部分を、キャッチコピーで補ったり、映像とか写真とか、そういったものを組み合わせることによって表現の幅が広がります。

美大に進まず、本学(大正大学)を選んだ理由は?

当時は、国語の教員免許が取得できるので選びました。
5月の末から6月、母校の高校で3週間の教育実習を行います。
個人的には大変畏れ多くも楽しみにしています。昨年、母校に実習のご挨拶に行って面接等もしました。
そこで、“大学でやっていること”をアピールしました。
大学2年の時、コースの取り組みなどを紹介する「コースマガジン」という冊子をコース仲間と製作し、成果物として母校にも紹介させて頂きました。
現在でも、高校には部活動のOBとして顔を出させて頂いたりと帰省した際にはご挨拶に伺っております。

人文学科日本語日本文学コースに在籍されていますけれども、勉強と絵とに結び付きはありますか?

はい、大いに関係があります。勉強といった面では専門的な知識がどんどん付いてきます。日本語日本文学コースは、近世や近現代など色々な区分がありますが、私は古典文学の中の説話を主に取り上げて研究をしています。結構コミカルなお話も多く、論文としてだけでなくそれを漫画にしたりしています。
特に、『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげる先生は、今昔物語の研究もされているので勉学、絵画共に参考になります。
また、古典を専攻しているので江戸時代の浮世絵や日本画がますます好きになり、デザインの中でも日本画的なものも多くなりました。色々な資料とか探し、触れているうちに、当時の美的センスに惚れ惚れする場面も多々あります。

その他、古典アートにも興味があり、日本画の画風で現代チックなアートを描いたりするのも結構好きです。
自学科(人文学科)の他に、心理学にも興味があり、講義を受けていました。一つの大学で歴史や表現、人間科学など多分野の学びができるため積極的に履修しています。
かなり稚拙な考えですが、勉強は苦になるものと思っているためいかに自分が楽しくできるかを考えていった結果、現在では勉学がとても楽しく感じます。
教職課程も履修していますので、実習や模擬授業の実施に際してプリントの作成一つを取っても生徒のことを気遣って作らなければなりません。その中で、例えば図を載せたり絵を載せたりすることで得意な能力を活かせています。

「美術部」と「漫画研究同好会」、2つの団体に所属して『よかった』と思うことはありますか?

人との交流が増えることですね。講義で隣の人と話すことはあまり無いですが、大学に入って人間関係を作るのだったらサークルに入るのが一番だと思っています。
サークルに入っていない人からよく聞くのは、先輩に教科書を借りられないなどですね。

漫画と美術は、方法の違いだけで、同じものだと思っています。
漫画で培った筆さばきを、美術・絵画で活かせることがあります。また、漫画は白黒の世界なので、視覚的にどう思われるか。美術には、カラーというイメージがありますが、逆に水墨画とか白黒の濃淡で表すこともあります。
漫画研究同好会では、漫画のストーリーの話をする人もいれば、漫画の技術の話をしたり、画材の話をしたりする人もいます。私も、よく画材や技術の話をすることがあります。

美術部でも、アクリルが専門の人や水彩が専門の人、コピックや色鉛筆が専門の人などがいて、色々な人たちと話すことで手幅が広がります。私は色々な分野に手を出しているので、逆にそういう専門の人と話したりすると刺激的で学ぶことが多いです。
以前開催された春の芸術祭のように、文化部が一度に集結するイベントでは部活同士がコラボレーションしてみても面白いかなと思っています。漫画研究同好会でも、カラーをやってみたいという部員には、美術部の部員を個人的に紹介してあげたりしています。逆も然りです。

最後に、今後の目標を教えてください。

常に何かをやっていたいという人間なので、やるべきことはもちろん、それ以外にも精を出したいと考えております。4年生になるということもあってこれから大変な時期になるかもしれませんが、今まで通りデザインコンテストなどの機会には是非挑戦していきたいと思っています。
もちろん学業もです。これから始まる卒論も自分らしく書ければと夢見ております。大学時代の学びや経験を活かしてこれからもますますの活躍をしていきたいですね。