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就職活動にTOEICを活かす

つい、三日ほど前の朝日新聞に以下の記事が掲載されました。「三井住友銀行は今年から、総合職の全行員約1万3千人に、英語力テスト「TOEIC」で800点以上を目指すよう求め始めた。」これは融資している企業が海外に進出し、国内の支店でも英語でのやり取りが必要になっていることかららしい。 海外との取引や関連事業が発展しつつある商社・メーカー・販売店では社員に英語力を求めることが多い。800点以上という英語力は、英検では1級程度相当するので少し、想像するだけでもおそろしい。これほど英語力を社員に期待するのは国内企業全体でも珍しいことです。

三井住友は、総合職の全行員に無料で受験できるようにし、800点以上を確保するようにしています。東京と大阪の本店内に20~30席の区画をつくり、平日午前7時~午後10時にいつでも外国人講師の個人レッスンを受けられるようにするなど、力の入れようです、また、支店の行員には外部の英会話教室の受講料を出し、無料で通えるようにするとのことです。
「海外駐在の経験者を増やすため、今は10年前後になることもある海外赴任期間を原則5年以内として交代を早めるほか、現地採用した外国人を本店などに配属して交流も進める。行員の英語力は昇進の条件にしないが、本社の国際部門など一部部署では英語力が配属の条件になる。」
 三井住友が英語力強化のわけは、融資先の中小企業がアジアの新興国などにどんどん進出しているからだ。海外行員の9割は現地採用で、会話は英語。銀行の国内支店といえども、融資先の海外進出にともなって英語が必須になりつつある。
 
もうひとつ、同じ朝日新聞の記事ですが、
 
「大和ハウス工業は、ビジネス英語力テスト「TOEIC」の受験を全社員に義務づける。ハウスメーカーは従来、ほぼ国内だけでビジネス展開してきたが、今後は国内市場の縮小が見込まれるため、海外展開を見据えて英語力向上が不可欠と判断した。全社的なTOEICへの取り組みは住宅大手では初めて。 600点以上とった社員には報奨金制度も創設。600点以上なら3万円、700点以上だと5万円の祝い金、800点以上は10万円の語学学習費用の補助、900点以上は20万円の海外旅行、950点以上は語学留学をプレゼントし、学習意欲を高める。 」  (朝日新聞)
 
TOEICテストは、いまでは企業で求められる英語力であり、英語力を計る指針でもあります。
在学中に、TOEICスコアを獲得してしておくことは、就職活動の道を広げるものです。いまのうちからしっかりスコア目標を持ちながら学習をしてきましょう。
 
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