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国際お知らせ
日本文化研修~浅草寺訪問~が行われました
7月4日(土)に、本学で受入れている協定留学生を対象とした日本文化研修が行われ、浅草寺を訪問いたしました。
例年は在学生とともに鎌倉を巡る研修や、国立劇場にて開催される歌舞伎鑑賞教室などを通して日本文化に対する理解を深めてきましたが、今年度は新型コロナウイルスの影響で、規模を縮小しての実施となりました。
当日は、ドイツ、中国、韓国からの留学生5名が感染予防対策を十分に行ったうえで研修へ参加し、法善院のご住職である塩入亮乗先生ご案内のもと、五重塔の内部を巡りました。
留学生にとって特に印象に残ったのは、絵馬堂内に収蔵されている大絵馬です。浅草寺には約250点に及ぶ大絵馬が収蔵されており、普段は一般公開されていませんが、今回は特別に一部の作品を鑑賞させていただきました。
大絵馬は、奉納顧主の依頼を受けた当時の一流の絵師によって製作されたもので、神仏に対する祈願や感謝の念が込められています。多くの絵馬は本堂内に掲げられ、人々の注目を集めてきました。
大絵馬を一つ一つご紹介いただき、その絵に込められたエピソードや意味を理解しながら鑑賞を楽しむことができました。
中国の伝説をもとに描かれている絵馬もあり、中国人留学生がその伝説を紹介するという場面もありました。
五重塔を後にして、塩入先生とお別れし、自由時間となりました。
自由時間にはおみくじを引いたり、仲見世通りでお土産を購入したりと、それぞれが浅草の雰囲気を楽しんでいる様子でした。
浅草寺を通じて、日本の文化や歴史を学ぶ貴重な機会となりました。
外出の機会が限られる昨今の社会情勢において、研修にご協力いただきました関係者のみなさまに感謝申し上げます。