地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ 金剛大学校(韓国)から
学校生活と週末の出来事について
今回は学校生活と週末の出来事について伝えていけたらと思います。
まずは学校生活です。私は前回もお話ししたように午前中は語学堂で韓国語の勉強を行い、午後に3科目(うち2科目は専攻の社会福祉、1科目は日本語)、現地学生も受講する学科の授業をとっています。授業はほとんどが講義形式でしかも専攻の授業なので専門的な言葉がたくさん出てきて、その場で理解してメモを残したりと頭の中で処理するということがとても難しくて、まだまだ勉強が必要だなと思い知らされます。
今月は初めての中間考査を経験しました。具体的には授業中に出てきた語句に関して記述で説明する問題や正しいものを5択から選ぶ選択問題が中心に出題されました。日本での就職を考えている学生が受講する科目の試験では韓国人学生が日本語で書かなくてはいけないところを韓国語で書いたりなど留学生用に変えられた問題はありましたが、専攻の社会福祉の講義の試験は現地学生と同じ内容を同じように解きました。とはいえ、1週間前に試験範囲や出題方式を明かされてしっかり準備する時間を作ってくださるので色んな人たちに助けを求めながらなんとか乗り切ることができました。1番大変だったことはやはり社会福祉概論という科目の記述問題です。出る問題は事前に教えていただけるのですが、全ての問題が用語説明の記述で教科書に1Pくらいの分量で説明されているものをだいたい300字程度の少し長めの文章にまとめてそれを覚えなくてはいけませんでした。ほとんど国語の勉強をしているような気分で、やり終えた後は要約力や専門的な用語の知識がついた気がします。
この中間考査を受けて完全に韓国は実力社会だと改めて実感させられました。というのもしっかり試験には点数がついてテスト用紙が一時返却されて採点ミスがないか確認をしていました。なんだか高校時代に戻ったような気分で日本の大学にいたときよりもしっかり勉強させていただいてます。この先もしっかり毎日自習と予習をして行きたいと思います。
では、週末に出かけたお祭りについても書いていきたいと思います。
韓国では秋のシーズンにたくさんの花火大会や大学の学園祭などのお祭りが行われていました。
10月1日から百済文化祭というものが金剛大学校からバスを乗り継いで2時間ほどの公州市で10日間行われるということで、開会式のある1日目と閉会式のある10日目に行ってきました。百済文化祭は日本の歴史の授業でもよく登場してくる百済があった公州市と扶余郡で毎年10月に開催されており、今年は68回目の開催になるそうです。そこには公州名物の栗のお菓子やトッポギやたこ焼きを売る屋台があり、伝統的なパフォーマンスをはじめとしたステージが昼頃から始まっていました。トリには有名なK-popアイドルがパフォーマンスを披露するということで老若男女問わずたくさんの人がいました。韓国ではアイドルなど有名人の登場に歓声を上げて誰もが全力でステージを楽しんでいます。
久しぶりに夜遅くまで外に出て遊んだので疲れ果てて、タクシーに乗って帰りました。韓国にいる間にできるだけ多くの場所に行きたいと思っていますが、なかなかの田舎にいるので外出が大変です。しばらくは学校生活だけの紹介になりそうですが、学生の仕事は勉強と割り切って来月も頑張っていきます!