地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
ミュンヘンって「大きな村」
guten Tag! 日本はもう桜が咲き始めた頃でしょうか。ドイツ、ミュンヘンは3月中旬からすっかり暖かくなり寮の前には桜が咲き、「ああ、ちょっと前まで雪が降っていたのに」などとぼんやり考えることが増えてきました。そんな中、ニュースで宣言されたのは土曜日からSommer Zeit(サマータイム)が開始されるとのこと。ようやく春になったと思ったら、Sommer Zeitが始まる!3月は、季節面ではとても目まぐるしいものがありました。
一方、3月中の私の活動はあまり変化のないものでした。学期も語学研修のチューターも終了し、ようやく卒業論文に取り掛かれると、大学の図書館に通う毎日です。実は、2月中に必要な文献を日本から21冊、ミュンヘンに郵送してもらいました(家族に感謝するしかありません!)。すると、受け取り時に「Zoll(関税)が発生しているから約70€支払ってくれ」という請求が!納得いかず調べてみると、高価すぎると受け取り時に更にZollを支払わなければならないとか。これは、ドイツから日本もしかり。気を付けなければならないことを1つ学ぶことが出来ました。しかし、ではその他の書籍はどうするか…。すると、日本学科の図書館には結構日本の書籍がある!これは、嬉しい発見!卒業論文の準備は進められそうです。
ですが、私の集中力は31日毎日続くものではありませんでした。時々、ドイツ人とタンデムを行ったり、ミュンヘンの友人宅にお泊りに行ったりと楽しいスケジュールもありました。その際、外出すると気温が暖かくなったためか、たくさんの人が外のテーブルでお茶をしたり、ビールを飲んでいる姿を見かけます。 私のタンデムパートナーは、少し前にミュンヘンを「大きな村なんだよ」と表現していました。ミュンヘンは、日本でも有名な観光地の1つです。ですが、面白いことにショッピング街や有名なスポットは中心部に集中しています。したがって、何駅か中心部から離れると別の街のように自然がバッと増える!これは、東京ではあまり見られる光景ではないかと思います。
さらには、そうした自然の中にビアガーデンやカフェがあるため、休日は家族連れや友人グループのミュンヘン人たちが集まります。私も、家に籠りたくはないので自然公園に行くのですが、暖かいと人との会話も増えるのでしょうか、本を読んでいるとよく話しかけられます。なるほど、コミュニケーション面からしても確かにミュンヘンは「大きな村」なのかもしれません。
Mayuko Nakayama