地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
2018年度ミュンヘン大学ブログ開始!
2018年10月から本学の学生2名がミュンヘン大学(学生の報告中では『LMU』:Ludwig-Maximilians-Universität Münchenルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンと記載)で学んでいます。2名は8~9月にミュンヘンの語学コースでドイツ語を学び、10月の授業に向けて準備をしてきました。今後、現地の様子などのレポートを随時ご紹介していきます!お楽しみに!
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10月の半ばから、待ちに待った大学での授業が始まった。授業初日には、LMU のキャンパス内には、大勢の留学生や本学の学生で賑わっていた。その光景を見て、留学に来ているという誇りと自分よりもレベルの高い学生たちと肩を並べて共に学ぶことができるという期待感で胸がいっぱいになった。自分が先行している日本学科の授業では、日本語を必死に勉強している学生が多く、私がドイツ語を勉強している年数よりも彼らの日本語を学んでいる年数のほうが長いので、こちらももっと学ばなければという気持ちになる。日本語で話しかけてくれる学生に対して、つい日本語のみで会話をしてしまうが、それは自分に対する甘えであり、自分はドイツ語で答えるぐらいの姿勢で学ばなければ、ドイツ人と一緒に日本語を学ぶだけで終わってしまう。そうならないためにどうするべきか、今後の授業の中で模索していきたいと考えている。授業内で、ドイツの学生がどのように日本語を理解し、また、私たち日本人とは異なる日本語で表現したり、同じ日本語であっても異なる点が多く、その差異についてとても興味が湧いた。より多くの学びを得るために、積極的に授業に参加していこうと思う。
ドイツの日本「デュッセルドルフ」
語学コースが9月の末に終了し、10月半ばの大学の授業が始まるまでの間に、ドイツの西側に位置する街「デュッセルドルフ」に旅行に行ってきた。ミュンヘンかデュッセルドルフまでは、バスで9時間半かかる。早朝の4時ごろにバスに乗り込み中央駅に到着したのは、昼間の12時半とほぼ半日バスに揺られていた。デュッセルドルフはノルトライン=ヴェストファーレン州にあり、人口は約62万人と約140万人であるミュンヘンの人口と比べると半分以下であり、街の雰囲気もミュンヘンよりも落ち着いているように感じた。中央駅からまっすぐ伸びる「インマーマン通り」はドイツで最大の日本人街で、日本食レストラン、日本食品を数多く取り揃えたアジアンスーパーマーケットや日本語の本屋など、日本に馴染みの深いお店が数多く位置している。食品の種類もミュンヘン市内にあるアジアンスーパーよりもはるかに豊富であった。日本食が恋しくてたまらなかった私は、ある日本食レストランを訪れ「唐揚げ定食」を食べた。涙が出るほどおいしく、まだ、日本を離れて一か月しか経っていないものの日本がとても恋しく感じられた。インマーマン通りを抜けると、ライン川のほとりに行くことができる。ライン川周辺は「旧市街」があり、デュッセルドルフの美しい古い街並みの中を歩くことができる。街の人も温かく、ライン川沿いを歩いていると「Morgen」とお爺さんが挨拶をしてくれたり、お財布をお尻のポケットに入れているのをおばあさんが「危ないわよ」と親切に教えてくれたりと、「北の方の人は不親切」と旅行前に他人から聞いていたが、まったくそのように感じたことはなかった。まさに、百聞は一見に如かずである。人の温かさと日本のなつかしさを感じられるデュッセルドルフに機会があればもう一度訪れたいと思う。(Ayame)