地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
旧東ドイツドレスデン
皆さんGuten Tag!
ミュンヘンでは、ここ数日間温かい陽気に包まれ、早くも春の訪れを感じさせるような天気が続きました。このまま春になってくれるといいのですが。また、街中では私と同じぐらいの年代の日本人旅行者を多く見かける機会が増え「卒業旅行かな」と思われます。
私は、春休みに入りDresden(ドレスデン)という町に旅行してきました。ドレスデンは、ミュンヘンからバスで約7時間北に進んだところに位置する町です。旧東ドイツであるドレスデンの雰囲気は、ミュンヘンとはまた一味も二味も違いとても新鮮でした。建物のほとんどが、第二次世界大戦で破壊されてしまったため、修復する際に焼け焦げた部分を再利用し、不足している部分を新しく補う形で再建されています。そのため、旧市街にある「Frauenkirche(聖母教会)」などの有名な建築物は黒と白のモザイク調のデザインになっていて、独特の雰囲気があります。旧市街の建築物のいたるところに当時の焼き焦げた部分が使用されているので、町全体の雰囲気もなんだかセピア写真を見ているような落ち着いた印象を受けます。
この日は、天気に恵まれ晴天だったのですが、天気が曇るとさらに黒い部分が強調され、東ドイツ時代にタイムスリップしたかのような気分が味わえるそうです。そして、ドレスデンのおすすめスポットと言えば「世界一美しい乳製品屋さん」としてギネスにも認定された、「Dresdner Molkerei Gebrüder Pfund(ドレスナー・モルケライ・ゲブリューダー・プフント)」というお店です。このお店は、中央駅からトラムで15分ほど行ったところにあります。店内は、ドレスデンにあった陶器メーカー「ヴィレロイ&ボッホ」社が一枚ずつ手描きで作ったタイルが一面に張り巡らされています。店内は撮影禁止だったため、写真をお見せすることはできませんが、青を基調とした店内はとても神秘的でした。2階にはカフェも開設されており、そこではドレスデンで有名なスイーツである「Eierschecke(アイヤーシェッケ)」なども堪能することができます。街の中心部に観光スポットが、密集しているので観光しやすいというのもドレスデンの魅力の一つではないでしょうか。あと半年の中で、ドイツ国内の他の地域にも旅行をしてドイツの文化にもっと触れたいと思います。(Ayame)