地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
南ドイツVS北ドイツ
皆さん、Gten Tag!
先月に引き続き、暖かい日の続くミュンヘンは毎日お散歩日和です。大学の近くに、「ENGLISCHERGARTEN(イングリッシャ―ガルテン)」という公園があります。なので、私は授業の空きコマの時間を利用してよく散歩に出かけています。この公園内にはイーザー川が流れており、そこではサーフィンをすることができます。川でサーフィンと言われてもピンとこない方もいると思いますが、川の流れによってできた波に乗るという感じです。見てるだけでもとても面白いです。
さて、少し前置きが長くなってしまいましたが、私はこの長い春休みを利用して、ドイツを2週間かけてぐるりと一周してきました。主に長距離バスを利用して移動し北はベルリンやハンブルグ、南はシュツットガルトやフライブルクなど全部で9つの都市を訪れました。北ドイツに行くのは、今回が初めてだったので驚きの連続でした。特に驚いたのは街並みの違いです。南ドイツは暖色系の温かみのある色合いの建物が多いですが、北ドイツはその正反対でどちらかと言えば落ち着いていて深みのある黒っぽい建物が多かったです。一般的に想像する北と南のイメージか顕著に表れているなと街並みを眺めながら思いました。さらに、言語についても北ドイツではドイツ語のいわゆる「標準語」が話されているので、北ドイツの人と話した際に聞き取りやすくて驚いたと同時に、南ドイツの人たちの訛りに改めて気が付きました。他にも様々な北と南の違いを直に感じることができたので「ドイツ」という国についてさらに理解が深まったように思います。旅行から帰ってきて、南ドイツ出身の同居人が「やっぱりミュンヘンが一番でしょ?」と一言。思い返してみると、ベルリンを訪れた際に、「ドイツで良い街はベルリンとハンブルグだけだね。」とベルリンの人が言っていました。南の人も北の人もプライドが高いのか・・・とドイツ人の地元に対するプライドの高さ(?!)もこの旅を通じて感じました。北にも南にもそれぞれの良さがありますが、個人的には北ドイツの雰囲気がとても気に入ったので、機会があればもう一度行ってみたいです。
そして、長い春休みを終えて、いよいよ留学生としてLMUで学ぶことができるのも残り1学期となった。私は、冬学期の学習における反省を生かして今期はすべて日本学の授業を受講することにした。冬学期の授業を受講する中で、「日本語教育」に関して興味を持ち、卒業後の進路の一つとして「日本語教師」になるという道も視野に入れて考えるようになった。「日本学であれば日本でも学ぶことができるのではないか。」というように思う人もいるかもしれない。しかし、私は日本語以外の言語で日本について学ぶといことは、言語による表現の違いや問題の視点の違いなど独自の日本像がありとても興味深く感じる。日本で3年間異文化理解について学んできたことをいかし、自分自身の日々感じる異文化体験を大切にして、帰国後の進路や将来につなげられるような学びができるように、今期の授業も自分を甘やかさないで常に学ぶ姿勢をもって積極的に参加していきたい。(Ayame)