地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
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協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
新学期が始まりました
四月になって、ミュンヘンは暑い日は26度、寒い日は7度と、その気温差で体調を崩す人が多くなっていきそうです。そんな中、旅行に行くことがあり、アウシュヴィッツ含め、第二次世界大戦のときの遺構を一人で周ってきました。留学生にとっては、旅行も学びの場だと思います。前学期にドイツの正規生と話したときに、こちらの人たちの考え方を学ぶ機会があり、自分の目で見て、自分がどう思うかを確かめたいという思いで、この旅行を企画していました。教科書で知っていた史実ではあるのですが、見てみると収容されていた人たちの生活や、犠牲になった人たちの思いなどが、生々しく残っていて、肌がひりつくような思いでした。こうやって自分が今まで目で見てこなかった歴史に触れることができる経験は、非常に貴重なものだと思います。改めて留学できるありがたさに感謝して、夏学期も頑張っていきたいです。
大学のほうは、新しい学期が始まり、僕は今履修を組んでいるところです。前学期は日本学科や、コースの授業は単位をもらうことができましたが、大正大学での学科である心理学の授業で一個、自分の興味のある授業の単位が取れませんでした。なので、もう一度チャレンジだと思って、今学期の授業では2つ心理学の方の授業を取ろうと思います。授業はドイツ語で進んでいくし、気を緩めれば置いて行かれそうですが、必ず自分の力になると思って、毎日机に向かっています。
授業は今のところ。夜間のドイツ語語学コースが始まってきていて、休み期間で、たるんでいた気持ちも少し引き締まりました。また、授業だけでなく、就職のことも頭に入れて生活しなければいけなく、日本人留学生向けキャリアフォーラムなどに参加して、自分がどのような職業に就きたいか、興味のある会社に話を直接伺いに一句ことができました。留学生にとってあまり考えたくないことのように思えますが、しっかり今のうちにやっておくという心持ちだけでも、あとあと余裕をもって取り組めるように思えます。
最近は、あとどのくらいこちらにいれるかを考えて行動することが増えたように感じます。ドイツ語も、ドイツ語が通じない場所に行った後、ドイツに帰ってくると、流ちょうに話せるとは言い難いですが、やはり話が分かるだけでもドイツで語学や授業を通して培った自分の力を感じるようになりました。授業はもちろん日常会話のさらに上を要求されるので、難しいですが、前よりもできるような気かしています。
留学をすれば、どんなに準備をしていても、失敗や苦悩はついて回りますが、この環境のおかげで、タフに物事を考えられるようになりました。授業で大切なことは、大声でゆっくり発言すること。わからないことをそのままにしないこと。予習復習で手を抜かないこと。だと思います。この3つを実践することが、今学期の目標であり、留学一年を通しての成果の一つにしようと思っています。今学期も頑張っていきます。(Naoto)