地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
5月の留学報告
最近は少し暖かくなってきてそろそろ衣替えか、という時期に差し当たってきています。夏の八月から僕は留学しているので、窓から見える景色も緑から、落ち葉に、雪が積もって、雪解け、また緑と一周しているので改めてあと少しで一年がたってしまうな、と感傷的に考えることも増えました。僕は航空券の都合上、セメスターのテストが終わったらすぐ帰るので最近は荷物をまとめ段ボールに詰め送る準備をしています。
旅行の記録も重なってきて、個人的にとても満足して過ごせていると思います。旅行の記録はメモで厚く残しているので、日本に帰ってゆっくり腰を落ち着けてから、まとめて記録と家に飾ろうかなと思っています。
学習環境については、最近大学の勉強と個人的な勉強を足してより忙しくなったと思います。留学は一年間ですが、今のペースを継続することが大切だと思うので、帰国した後もドイツ語を使う環境を探しています。授業で言えば、比較的今期のセメスターも楽になってきて、自分の進路について、卒論について考える時間がとれるようになってきました。
タンデムの子とドイツ語で話しながらご飯を食べることも増え、一緒に勉強しているとき、その子のおばあちゃんが作ってくれるご飯がすごくおいしくて、びっくりしました。勉強中になにか出してくれるって感覚が小学生に戻ったみたいで懐かしく、どうやって作ったのか楽しそうに話すのを聞いていても語学の勉強になるし、ぜひタンデム作ったときはその人の生活を知ることをおススメします。
授業の心理学では、ドイツ語で進むので前学期はわからないまま終わってしましたが、今期の授業は少し理解が進んだような気がします。予習、復習を欠かさず続けることで、わかるようになるというのは努力が実った気がして、楽しいです。
大学生活はいたって順調なので、友達と最近あった出来事について紹介したいと思います。
仲いい友達が大学生の6セメスターだったり大学院生だったりするので、近い将来の話がよく話題に上がるのですが、就職について、ドイツの労働環境、日本の労働環境、他ヨーロッパ諸国(なぜか主にイタリア)で比較されることが多いです。日本の労働環境はいわずもがなですが、ドイツにも残業という概念があるそうで、個人の小さな企業はサービス残業もあるみたいです。ただよく思われていないのはどこの国でも共通なようです。また有給休暇の取り方についても話し合いました。ドイツ含め欧米の国は有給消化率はほぼ100%に近く、そこも日本とは違うなと思った部分でした。休む時に理由を言うこともないようです。
労働環境改善はドイツでも注目を集めている問題なので、移民の件も含めて政治・政策はドイツ人のなかでも大きなウェイトを占めているようです。(Naoto)