地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
ビザを取るまでの過程
僕の後輩が新しく協定留学生としてドイツに入国してきました。入国後にやらなければいけないこと、生活環境を安定させることなど色々と心配しているようなのでビザ取得まで手助けしているところです。ちょうどこの前、私も漸く外国人局からビザを受け取ることができました。これでEU圏内の旅行もできるようになったので、これからイタリアやフランスなどにも旅行しようと思います。これからドイツ留学をする予定の方々のために、ビザを取るまでの過程をここで解説しておこうと思います。
①住所登録
自分が生活する寮の住所をLMU Portalに登録する必要があります。ただ記入するだけなので1分もあれば楽に終わります。
②住民登録
・登録用書類
・家主からの確認書
・パスポート
入国してから1週間以内にミュンヘンの住民登録を行う必要があります。登録用書類に必要事項を記入し、確認書とパスポートをKVR(外国人局)の住民オフィスにEメールを送ることで完了します。
③閉鎖口座の開設
・普通口座
・入学許可証
・パスポート
僕は閉鎖口座をSparkasseで作りましたので、その時の方法を記載します。1年間ドイツで生活にするにあたって十分な経済力があることを示す必要があります。閉鎖口座を作るためにまずは普通口座を作る必要があり、この時に住居登録をした後にもらえる書類が必要になります。普通口座を作った後に、その口座に閉鎖口座を作るために必要な金額を入れることになります。その年によって閉鎖口座を作るために必要な金額は変わり、僕の時は€11,364(約150万円)でした。普通口座に必要な金額と手数料€100を入れることで作ることができます。閉鎖口座の預金残高証明書をもらうことで閉鎖口座の開設は完了です。
④居住地登録
・登録書類
・パスポート
・閉鎖口座の預金残高証明書
・ドイツ国民皆保険の加入証明書
・入学許可証
・パスポート用写真
・手数料€110
・Immatrikulationsbescheinigung(在籍証明書)
入国後90日以内にKVRオフィスにて居住地登録を行うことで滞在ビザを得ることができます(※僕がビザをもらったのは9月2日で入国後半年が過ぎたころですが、ビザの申請自体は90日以内に済ませたので、余裕があるとはいえ書類提出は期限内に済ませておくと良いと思います)。ビザ申請自体はオンラインフォームで行うことができます。オンラインフォームの記入を終えた後、KVRから在籍証明書を提出するようメールが届きます。在籍証明書はLMU Portalの個人ページからダウンロードすることができます(僕はこれに気づかずビザ取得がかなり遅れました)。
(上から二つ目のQRコードがオンラインフォームです)
オンラインフォーム内には在籍証明書を載せる欄がないため、僕はそのメールに返信する形で在籍証明書を送りました。そうするとKVRから予約のメールが届くので、予約日にパスポート用写真と手数料を持っていくことでビザを取得することができます。
ドイツ入国後にこれらを知らない文化と慣れない生活の中で終えなければならないので割と大変です。学生課の教員の方々の手助けは受けていましたが、これらをしっかり一人で終えた僕は結構偉いと思います。
語学を勉強する者として少し問題があることですが、僕は語学を学ぶにあたって、いかにも「勉強」というようなことが苦手なようで、文法書やリスニング教材を用いた勉強はあまり長く続かずモチベーションも下がってしまいます。そこで、Muenchner Freiheitという駅の近くにある「ネオ東京」という日本ホビーショップで僕の好きな漫画のドイツ語訳がされた漫画を買ってドイツ語の表現を学び始めました。ストーリーや作品内のセリフもある程度知っているのでとてもスッとドイツ語が頭に入ってきます。さらに、ドイツのAmazon Primeで配信されている作品に関してはリスニングの勉強までできるのでとても楽しくドイツ語を学べます。
(Nさん)