地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
冬季授業とオクトーバーフェストについて
①冬季授業
LMUでは第2セメスターの授業が始まりました。第1セメスターの授業は全然ドイツ語が理解できず授業の内容を理解できずにいましたが、今期の授業では知っている単語はある程度聞き取れるようになっています。まだ授業の内容ででてくる専門的な単語や知らない単語は聞き取れませんが、引き続き単語の暗記量を増やしつつ授業に励みたいと思います。
②オクトーバーフェスト
ドイツで10月ときたら、オクトーバーフェストが連想される人は多いと思います。オクトーバーフェストとは、バイエルン州で9月下旬から2週間にかけて開催される1810年から行われているドイツ最大級の祭典です。実は私がこのオクトーバーフェストに参加できたのは運がよかったのです。2020年と2021年は新型コロナ感染症の影響があり開催できなかったのですが、今年は3年ぶりに開催されたらしいです。あと1年早かったら参加できなかった。ドイツに住んでいる日本人学生・日本語を学んでいるドイツ人学生などで集まり、会場内に数あるテントの中から一番大きなテントに入り、その中でバンド演奏を聴きながらみんなで歌ったりお酒や料理を楽しんでいました。その中以外でもお土産屋さんや遊園地のようなアトラクションが数多く設置されているので、とても賑やかで長く楽しめると思います。
(1,2枚目:会場の様子 3,4枚目:屋外の様子)
③イタリア(ローマ)旅行
冬季の授業が始まる直前の休みでどこかに旅行に行こうと考え、この留学をする前からずっと行きたいと思っていたイタリアのローマに行きました。飛行機で1時間半、ホテルでチェックインを済ませ、早速ローマ観光開始。普通の街並みがもう自分にとっては憧れの対象だったのでただ散歩するだけでも楽しかったのですが、左を見れば世界遺産、右を見ても世界遺産といった模様で、ローマには至る所に世界遺産や博物館が存在しています。1日目は後ろ向きにお金を投げ入れることで有名なトレビの泉、元々は一族のお墓として作られたらしいサンタンジェロ城、世界最古の石造建造物であるパンテオン神殿、国がそのまま世界遺産となっているバチカン市国に行きました。
(1枚目:トレビの泉 2枚目:サンタンジェロ城と夕焼け 3枚目:パンテオン神殿 4枚目:バチカン市国)
イタリアに来たかった理由はローマにある世界遺産巡りもあるのですが、それと同じぐらい「本場のカルボナーラが食べたい」という気持ちがありました。私は日本料理以外では中華とイタリアンが大好きです。日本で食べられるのは日本人向けにある程度アレンジされているので本場のイタリアンと比較したのですが、ソースの味付けが濃いめで(行った店がたまたまそういう味付けだったのかも)、個人的には日本で食べられるものよりもここで食べたものの方が美味しく感じました。そのあとに頼んだチョコケーキもとても甘くて、食べてる最中に隣の席に座っていた老夫婦から「君美味しそうに食べるね~」なんて話しかけられて写真も撮ってもらいました。そんなに顔に出てたのか。
2日目の最初はローマといえば行かないわけにはいかない、コロッセオに行ってきました。中に入るのは予約が必要で、それもかなり前から予約を取らなくてはいけないようで、残念ながら中に入ることはできませんでしたが、外壁を見ながら外周を歩くだけでも素晴らしい眺めでした。
ただ、ここで一つとある問題が。コロッセオの外壁を眺めていると、アフリカ系の男性が急に「ねぇ、今何時かわかる?」と話しかけてきました。私はスマホを確認して時間を伝えると「ありがとう、ここには1人で来たの?どこから来たの?」と不自然にフレンドリーに話しかけてきて、会話の中でミサンガのようなものまで押し付けられたりしました。その時点で結構嫌な雰囲気を感じ取っていたのですが、その男性がいきなり「実は僕の家族はとても貧しいところに住んでいて、10€だけでいいからお金を分けてほしいんだ」などと言い出してからはもう警戒度MAX。見ず知らずの人にいきなりお金をねだられて渡そうと思うわけがないので逃げようとしたのですが、陰からもう一人の男性がいきなりでてきて壁の方に追いやられてポケットやカバンなどを触られそうになったので、危険を感じた私は咄嗟に大声でセキュリティに助けを求めました。そうしたら2人の男性は聞き取れない言語で何かしら言ってきて走って逃げてしまいました。生まれて初めてこういった詐欺被害に逢いかけてかなり恐怖を感じた一日でもありました。
実際に周りにセキュリティがいたかどうかは覚えてませんが、こういう時に一番大事なのは大声で助けを求めるということです。例えセキュリティでなくても、その場にいる大半の現地民や観光客は味方です。大声出すのが苦手・勇気が出ないという方は必ず防犯ブザーなどを携帯するようにしましょう。本当に。
気を取り直して観光の続きを。その後は少し速足で移動して次の観光場所であるフォロ・ロマーノという遺跡群に行きました。前日のサンタンジェロ城でも感じたのですが、こういう遺跡群を見ると「今はこうして観光地としての機能があるけど、昔はここで人々が実際に交流を行っていたんだなぁ」なんて感じるのです。太古の昔の人々が歩いたり使ったりしたものがこうして現代に遺っているというのは当たり前ではないんだと思いを馳せながら遺跡群を数時間ほど観光してました。
突然ですが、私は甘いものが大好きです。ケーキやパフェなどのスイーツなどはもちろん好きですし、コーヒーやココアには砂糖をこれでもかというぐらい入れます。そんな私がイタリアに来てすごく良かったと思ったのが、イタリアの朝食です。ホテルで朝食を取るのですが、イタリアの朝食はとても甘いことで有名らしいです。これだけでも「イタリアに永住しても良いかもしれない」と少し考えてしまうほど満足感を得られました。最高です。
ローマ旅行最終日、最高の朝食を食べた後、フライトまで時間があったのでそれなりに重さのあるキャリーバッグを引きずりながら映画「ローマの休日」で有名なスペイン広場で一息つき、真実の口に手を入れにいったりしました。スペイン広場は元々行く予定でしたが、真実の口はローマにあるということを知らず、長蛇の列ができてて何があるのか見に行ったら発見した感じです。ローマは本当に多くの世界遺産があり、観光するにはうってつけの場所だと思います。次はフィレンツェやミラノとかにも行ってみたいなと思ったり。
(1枚目:スペイン広場 2枚目:真実の口)
(Nさん)