地域貢献・国際交流

深める地域との絆、広がる国際交流

協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から

五月も瞬く間に過ぎていきました

五月も瞬く間に過ぎていきましたが、ミュンヘンも東京と同じようにやっと気温が20度に達するようになりました。晴れて暖かくなると、どことなく街行く人たちのテンションが高い気がします。イングリッシュガーデンに行けば、水着で川に入っている人や、バレーをしている人、日光浴をしている人で溢れていました。


ドイツや周辺ヨーロッパの特有の文化としてFKKがあります。これはドイツ語で「Freikörperkultur」の略で、Frei(自由な)、Körper(身体)、Kultur(文化)、つまり裸体主義を意味します。イングリッシュガーデンのある区域では、FKKと書かれた看板があり、そこから先はヌーディズムの人がいるとドイツの友人から聞きました。日本人の感覚では信じがたい文化ですが、基本的に曇りや冬の期間が長いドイツでは、晴れている日に存分に日光を浴びたいと思う人が多いのかもしれません。面白い文化の違いを発見することができました。

 

また五月は、リヒテンシュタインとクロアチアに旅行に行きました。リヒテンシュタインはドイツのEC(新幹線のような電車)を使えばミュンヘンから3時間ほどでつきます。リヒテンシュタインは本当に小さな国で、牧歌的な雰囲気でした。見渡す限り山々に囲まれていて、新鮮な空気を吸うことができました。ただ注意していただきたいのは、リヒテンシュタインの物価はかなり高いということです。交通費やスーパーなどは安いですが、レストランで食事をしたら2000~3000円ほどはとられてしまいます。また、山の中腹は観光シーズンにしか開いていない店も多く、事前に確認を取った方がいろいろとまわれると思います。

 



クロアチアは、首都のザグレブと、海辺の近くの街であるスプリット、そして世界遺産のプリトヴィツェ湖群国立公園に行きました。スプリットはとても美しい街で、海の透明度が高く、どこを撮っても絵になる風景でした。暑い日にはアイスが食べたくなりますが、歩くと至る所に美味しいジェラート屋さんがあるのでついつい買ってしまいます。スプリットは海辺の近くなので、海鮮が有名らしいですが、海鮮は高すぎるのと店によって当たりはずれがあるので個人的には肉料理の方がお勧めです。

世界遺産のプリトヴィツェ湖群国立公園は、驚くほど綺麗な湖があちこちにあり、滝と山と湖が一体となった風景は目も見張るほど美しかったです。クロアチアに遊びに行った際はぜひ一度訪れてみてほしいです。最後に首都のザグレブですが、スプリットと比べるとそこまで観光名所は多くない印象でした。ただザグレブで行った失恋博物館は、世界中の人々から集めたエピソードと思い出の品が飾ってあり、見ごたえがあって面白かったです。昼間の治安はそこまで悪くはないですが、夜になると女性だけで歩くのは危険な気がしました。首都よりも他の観光地の方がクロアチアは安全な気がします。旅を終えてミュンヘンに着くと、住み慣れたのか言語が分かるからなのか、とても安心しました。頭を切り替えて日々の大学生活を頑張りたいと思います。

(Hさん)



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