地域貢献・国際交流

深める地域との絆、広がる国際交流

協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から

ドイツの友人の家に引っ越しました!

7月に入ると、ミュンヘンは6月に比べて暑くない日が続きました。7月後半にもなると、最低気温が16度など20度を下回ることが多々あり、日中に半袖で出かけても夜になると肌寒くカーディガンを羽織ることが多いです。

7月の前半はテスト勉強に追われていて、毎日大学のカフェテリアで友人と勉強しました。ミュンヘン大学の講義では、一回の授業で必ず一つ以上の論文が指定されます。私はその論文をかなりためていたので、テスト前に大急ぎで読み漁りました。また、一つのレポートに何冊も本や論文を読むのが一般的で、その知識のインプットの多さにとても驚きました。言語が違うので読むのも書くのも人より倍以上の時間がかかり、必死にテストに向けて勉強しました。

   

テストが終わってから、私は二つのドイツ国内の街に遊びに行きました。一つは、ウルムというバーデン=ヴュルテンベルク州とバイエルン州のちょうど間にある小さな町に行きました。ウルムは教会としては世界一の高さであるウルム大聖堂があったり、元は漁師の家であったかわいらしい民家がドナウ川の川の上にあったり、パン博物館があったりと、小さな街ですが一日楽しめました。

 

二つ目は、レーゲンスブルクというバイエルン州にあるドイツでも有数な古都に行きました。とても古い街だからか、職人の工房が多く、特に革の製品の店が多かったです。ドイツ最古のソーセージ屋さんやカフェがあって、古い街ならではのものが点在していました。

そして、私は7月末で学生寮を退寮し、ドイツの友人の家に引っ越しました。Zornedingという街に引っ越したのですが、ミュンヘンから電車で40分離れた場所にあり、郊外ではあるものの閑静な住宅街が広がった素敵な街です。ホームステイ先では、本場のドイツの暮らしを体験しています。暮らしてみて、私が考えていたドイツ人の暮らしと違う点がいろいろと見えてきました。例えば“食”で言えば、ビールは毎日のようには飲まないし、ソーセージはまだ一回も食べてないです。その代わり、食卓にはいつもApfelshorleというリンゴジュースを水で割った飲み物や、黒パンがあります。また、チーズ料理がよく出されていて、夕飯にはKaltessen火を使わない料理(パンや野菜、チーズなど)が出てきます。

   



逆に想像していた通りのところは、食事中によくディスカッションをするところです。ドイツ人は討論するのが好きだと知っていましたが、食事中もニュースについてや、政治について、身の回りで起こった些細なことについて議論をしています。正直喋るスピードが速すぎて理解するのが大変ですが、とてもいいリスニング練習になっています。また、ドイツ人は環境に気を遣う人が多いと言いますが、ホームステイ先もとても環境に配慮した暮らしをしています。日中はほぼ電気をつけないし、生ごみは集めてそれを庭の専用の箱にいれ、一年間か二年間か放置し、肥料にしていたりします。また、プラスチックを極力使わないために、お店で買う時も瓶に入れてもらっていました。また、有機野菜が多く、ほとんどの野菜や果物、調味料はBio製品です。たまに日本食を振る舞うために日本食が売っている店に行くのですが、ドイツの暮らしに慣れてしまったせいか、そのプラスチックの多さに毎回衝撃を受けます。

ホームステイ先はほぼドイツ語なので、聞き取れなかったり、上手く伝えられなかったりして、コミュニケーションに苦戦していますが、とても優しい人たちで忍耐強く私の拙いドイツ語を聴いてくれるし、よくドイツ語を理解できなかった時は簡単な言葉に言い直してくれたりして、本当に助かっています。また、二匹の猫がいるのですが、本当にかわいくて毎日癒されています。まだ引っ越してから数日しかたっていないのですが、自分のドイツ語がもっと伸びることを願ってこれからも頑張りたいと思います!



(Hさん)

 

GO TOP