地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
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協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
10月になってから、急激に冷え込むようになりました
ドイツは10月になってから、急激に冷え込むようになりました。日がある時でも10度以下で、夜にはマイナス1度まで下がることもあります。
街行く人はみんなコートを着込んでいて、日本の冬のような風景です。
しかし、もちろん秋ではあるので、紅葉を楽しむことができます。
庭では冬に備えてエサを探しに来たハリネズミを見つけることができました。
ミュンヘンではよくネズミに、リスやハリネズミなどの野生動物を公園などで見かけます。
秋の味覚であるかぼちゃも安く手に入ることができるので、
ホームステイ先ではかぼちゃのスープや、かぼちゃのグラタンなど、様々な秋の料理を食べました。
また、10月31日のハロウィンでは、子供たちがお菓子を集めに家を訪問していました。
ドイツ語でもトリックオアトリートのような言葉はあるのですが、その後に続く呪文は子供たちによってさまざまで、
ものすごく長い呪文を空で言えた子にはお菓子を多めにあげていたりしていました。
私は人生で初めてかぼちゃのランタンづくりをして、生のかぼちゃを彫る経験をしました。
ちなみにドイツはハロウィンの風習はないのですが、日本よりも本格的で子供のイベントの感じが強かったです。
ハロウィンと少し違うのですが、ハロウィンと同じ日にドイツでは宗教改革の日があります。
それはプロテスタントのみの記念日なので、カトリックのバイエルン州では祝日になりません。
代わりに11月1日に諸聖人の日という祝日があるのでその日は大学がありませんでした。
州によって祝日が違うのがなんともドイツらしいですよね。
また、10月は、私事ですが、自分の誕生日があったので、家で誕生日会を開きました。
ドイツに来る前に友達ができなかったらどうしようと不安に思っていた自分が嘘のように、
素敵な友達に囲まれながら誕生日を迎えることができてとても嬉しく思います。
国籍や、話す言語、生きてきた文化が違ったとしても関係なく友人になれるのだなと実感した日です。
22歳をドイツで迎えることができてとても嬉しく思います。
ドイツにいる人は、もちろん私より優秀な人がたくさんいるので、優秀な大学から留学して来ている人がいたり、
帰国子女で英語もドイツ語もできる人がいたり、数か国語を操るマルチリンガルの子がいたりで、
他の人と比べて自分の経歴があまりにも無意味に感じることも度々あります。
しかし、大正大学に入学できるだけの資金を提供してくれた家族や、ドイツ留学の枠と十分すぎる奨学金を与えてくれた大正大学、そして留学の準備を一緒に手伝ってくださった担当者の人や応援してくれた先生、友人など、私は自分がすごく恵まれていることを改めて感じます。
環境はもうすでに恵まれているからこそ、あとは今後の自分の努力次第であると痛感しました。
スタートの位置や時期、スピードは人それぞれだからこそ、自分にしか歩めない人生を歩んで、
後悔の無いよう、自分に恥じないように生きたいと強く思いました。
22歳は大人なようで、まだまだ未熟な年齢だと思いますが、
ドイツで得た経験が私を大きく成長させてくれたことは間違いありません。
大学も始まって、前期よりも内容が頭に入るまでドイツ語力が上がったからこそ、
以前よりも積極的に多くの授業を参加することができるようになりました。
残り少ない留学生活を最後まで走り抜けたいと思います!
(Hさん)