地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
ミュンヘンは11月になってから日本の真冬並みの気温になりました!
ミュンヘンは11月になってから日本の真冬並みの気温になりました。
雪が降る日も少なくなく、さらに気温も平均して5度からマイナス8度ほどになるので、暖かくしないと外に出られないです。
今できる限りの防寒として、日本で買ったワークマンの安いニット帽と、上は普通のパーカーにヒートテックを重ね着して、下はヒートテックと薄いのズボンを二枚重ね着しています。上着はホストマザーから借りたフード付きのコートなのですが、カナダで作られたイヌイットの人も着ているコートのようで、とても暖かく風も通りにくい構造をしています。そしてなんといっても靴が冬のミュンヘンでは重要です。私は友達から借りたウクライナの厳しい冬でも耐えられるロングブーツを履いているのですが、他のドイツ人にも言われた通り、足首がおおわれていないと寒さで凍えるし、靴底が分厚かったり凸凹がないと、雪がしみ込んだり滑ったりするので、もしミュンヘンで冬を過ごす場合は友達に借りるか、高くても良い靴を買うことをお勧めします。
大学の方はというと、ここ半年でリスニング能力がだいぶ上がったからか、内容はだいたいわかるようになったのですが、あまり興味のある講義が無く、いろいろ受けてみたのですが結局週に二日だけ講義を取っています。ドイツ語でドイツ人と議論するのはまだまだ難しいですが、確実に以前よりはできるようになっていて嬉しいです。他の日は、週に三日ドイツ人とタンデムをしています。あとは卒業論文について調べたりする時間にあてたり、最近はよくドイツ人と一緒にタンデムの一環として博物館に行くことが多いです。ドイツ博物館やユダヤ博物館、ナチスのドキュメンタリー博物館、美術館など様々なところに行きました。私はドイツ語の勉強もかねて説明書を細かく読むことが好きなのと、ドイツの歴史を知ることに興味があるので、博物館はとても有意義なものでした。特にユダヤ博物館はミュンヘンに一体いつからユダヤと呼ばれる人たちがいたのか、迫害の歴史などを約1200年代から遡れるのでとても勉強になります。12月のクリスマスの後には、ホストファミリーの実家があるベルリンを訪れるので、そこでも旧東ドイツ(DDR)博物館やユダヤ博物館に行ってみたいと思います。
11月27日からはクリスマスマーケットが開催されていて、伝統的なクリスマスの飾りや、Glühweinなどを飲むことができます。ミュンヘン中の至る所で開催されていて、それぞれ特色があるので見ごたえがあります。さらに、Glühweinのコップは買うこともできるため、クリスマスマーケット限定のデザインのコップはお土産にもピッタリだと思います。また、この時期にはTollwoodと呼ばれるお祭りがあり、そこではかなり大きなフリーマーケットも開催されるのでお土産を探すのにいいです。ドイツの冬は東京と比べるととにかく寒くて、日が暮れるのも早いし厳しい季節であることは変わりありませんが、そんな中でもクリスマスマーケットや蝋燭の光が灯った家、温かいワイン、クリスマスの心温まる絵本、映画、音楽など、その時期ならではの楽しみがたくさんあるので、12月も待ち遠しいです。
残すところ、留学もあと三か月となりましたが、来年の目標ややりたいことが定まってきたのでそこまで寂しいという想いはありません。日本に帰っても変わらず頑張れる自信が芽生えてきたので残りの期間は一日一日を楽しく大切に過ごしたいと思います!
(Hさん)