地域貢献・国際交流「まち」が大学になる、大学が「まち」になる
協定留学生ブログ ミュンヘン大学(ドイツ)から
ミュンヘンでは雪が降り始め、あたり一面銀世界です
留学から三カ月がたちました。
友達から大学のイチョウが色づき始めたと聞きましたが、ミュンヘンでは雪が降り始め、あたり一面銀世界です。
クリスマスマーケットも始まり、ホワイトクリスマスを満喫しています。
11月はオーストリアのザルツブルクとスイスのチューリッヒに行ってきました。
ミュンヘンはドイツの南方に位置するため、気軽に国外旅行を楽しむことができます。
ザルツブルクはミュンヘンから電車で2時間程で、チューリッヒはバスで4時間程です。
ザルツブルクはモーツァルト生誕の地として有名であり、生家と幼少期を過ごした家に行きました。
建物内にはモーツァルトのヴァイオリンやピアノ、譜面などが展示されており、実際にこの場所で過ごしていたのだなと肌で感じることができました。
そして、ずっと食べたいと思っていたザルツブルクのスイーツ「Salzburger Nockerln」を食べることができました。
これはスフレに似たスイーツで、山の形をしているのが特徴です。
私は友達と分けるために3山のSalzburger Nockerlnを注文しました。
運ばれてきたSalzburger Nockerlnはふわふわ、とろとろで夢のようなスイーツでした。
私たちは天気も良かったので外で食べたのですが、甘い香りに誘われて蜂がやってくるので店内で食べることをおすすめします。
チューリッヒでは世界的に有名なチョコレートブランド「リンツ」の博物館に行ってきました。
チョコレートの中でもリンツのリンドールが大好きで、留学が決まる前から行きたいと願っていた場所だったので、遂に夢をかなえることができました。
中に入ると巨大な泡だて器からチョコレートが流れ落ちるオブジェに迎えられます。
このチョコレートは本物が使用されており、1500リットルのチョコレートが使用されています。
博物館の見学が始まると、リンツの歴史やチョコレートの作り方などを映像や実物を見ながら楽しむことができます。
そして、なんといってもこの博物館の目玉はリンツのチョコレートを好きなだけ食べることができるという点です。
ホワイトチョコ、ミルクチョコ、ブラックチョコの食べ比べから始まり、8種類の板チョコの試食、そして最後にはリンドールを好きなだけ持ち帰ることができます。
リンドールが大好きな私にとって天国のような場所でした。
それから、私はトランペットを日本から持って行ったのでMunchen Intertional Orchstra(通称MiO)に所属することになりました。
MiOは留学生を積極的に受け入れているオーケストラで、メンバーは5割ドイツ人5割が外国人という比率になっています。
入るときにはしっかりオーディションがあり、あまり本領が発揮できなかったので結果がでるまではとても緊張しました。
練習は毎週木曜日の夜で、たまにコーラスとの合同練習が行われます。
私は中高で吹奏楽部に所属しており、オーケストラは初めての経験なので弦楽器やコーラスが加わる重厚感にいつも圧倒されています。
そして、11月24日からは合宿が行われました。
2泊3日の合宿で、オーストリアとの国境付近のWertachという場所に行きました。
標高900m越えの場所だったので積雪量が多く、休憩時間に外に出ては雪だるまをつくったり、雪合戦をしたりしていました。
そして、今月は3か月目ということでビザ(滞在許可証)なしで滞在できる最後の月でした。
10月の初めにビザの予約をしたというものの一向に連絡がこず、焦っていましたが11月27日にギリギリ受け取ることができました。
ミュンヘンは移民が多いということもあり外国人局の予約はいつも埋まっています。
そのため、相当待たされるということを覚悟する必要があります。
また、今回受け取れたのはfiktionbescheigungという仮ビザで本ビザを受け取るにはさらに6~8週間待つ必要があると言われました。仮ビザは+3カ月間の滞在を保障してくれるビザですが、国外に行くことはできません。
基本的にシェンゲン協定を結んでいるヨーロッパの国だとパスポートを確認されることはありませんが、
ランダムのパスポートチェックに遭遇した場合ドイツ国内に戻ることはできず、日本にいったん帰国することになります。
そして、半年間はドイツに入国することができません。
このような恐ろしい話を聞いた私は本ビザが届くまでは大人しくドイツ国内を楽しもうと心に決めました。
何はともあれ、仮ビザを受け取ることができて安心しました。
11月もたくさんの経験をすることができました。12月はさらに冷え込むと思うので、健康第一で楽しもうと思います。
(Sさん)