地域貢献・国際交流

深める地域との絆、広がる国際交流

協定留学生ブログ 上海大学(中国)から

留学生活ひと月を終えて

 

今月から上海での留学生活が始まりました。私はこれまで日本から出たことはありませんでした。こちらに来てからまだ一カ月も経っていないのですが、もう数カ月は経過している気がします。それだけ初めての経験ばかりで毎日が充実していたのだと思います。
 渡航前は新しい生活が始まる期待がある反面、不安もたくさんありました。一緒に留学する知り合いは誰もいないですし、友達はできるか、一人で生活していけるか、そもそも大学に辿りつけるのかなど考えれば考えるほど心配事が増えてきました。しかし到着してみるとすぐに日本人の知り合いができ、人数も徐々に増えてきて寂しいということはありませんでした。
 
 クラス分けはAが一番低く、Eが一番レベルが高いです。Aが2クラス、Bが3クラス、C、D、Eがそれぞれ1クラスずつあります。テストは先生との個人面談のような形式で、中国語の勉強をしたことがある人はBクラスとCクラスのピン韻の振っていない教科書を読まされ、いくつか中国語で質問をされます。クラスは基本的に自分の好きな方を選べます。あなたはこっちの方が良いとアドバイスされることもあるようですが、私も自分でBクラスを選びました。授業開始から一週間は他のクラスの状況をみてレベルの変更が可能です。私はB3クラスです。20名ほどのクラスですが、半分が日本人で後の半分がアメリカ、タイ、韓国、スペインなどの人たちです。
 授業科目は「聞く・話す」「読む・書く」「講読」の三つでそれぞれ担当の先生が違います。私のクラスの先生は全員女性です。授業は全て中国語で進められるので、予習をしていないと授業が全く分かりません。宿題も毎日出ます。先生の言うこともまだほとんどを聞きとれないので、リスニング力をもっと向上させたいです。
 
 先日、上海大学の本科生の女の子たちと知り合い、後日一緒にお昼ごはんを食べに行きました。学校の近くの炸醤面(ジャージャーメン)のおいしいお店を教えてもらいました。とても気に入ったので最近よく通っています。彼女たちとはまた、一緒に出かける予定です。お互いに言葉を教え合える関係になれればいいなと思います。
 
 この一カ月ほどは忙しく大変な毎日でしたがとても楽しく過ごせています。まだ留学は始まったばかりなので、一年の間にどんなことが起き、どんな人に出会えるのか、自分自身に変化はあるのか楽しみです。日本ではできない貴重な経験ができればと思います。
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