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お知らせ
今、私たちにできること~鴨台スタッフ 南三陸研修報告会~
この夏、鴨台スタッフの19名が参加した南三陸研修会。
その報告会を、2回にわけて行いました。
■10月19日(金)2限 @多目的スペース(3号館2階)
(左) 見事なアドリブで進行役を務めた小川君
(右) 1年生ながら落ち着いたプレゼンを披露してくれた小倉くん
■10月24日(水)昼休み @プレゼンテーションカフェ
(左) 明るい語り口で会場を巻き込んでくれた中塚さん
(右) ランチをしながら、オープンな雰囲気の報告会
報告会は企画から当日の運営まで、すべて鴨台スタッフの学生たちの手によってつくられました。
まず、3.11から昨年のボランティア派遣、そして今回の研修会までをまとめた10分ほどのムービーを披露した後、スライドをお見せしながら現地で見聞きしたことや感じたことを発表しました。
初めて被災地に足を踏み入れ、草が一面に茂ったかつての町並や、行き場なく積み重ねられた車の山を見て衝撃を受けたこと・・・
「あまりの揺れに立っていることもできず、買い物途中、道にしゃがみこんで息子の名前を叫んだ」
「震災直後、火葬することもできず、軽トラックの荷台に2体3体と遺体を積んで、隣町まで運んだ」
現地の方々から聞く生々しい話に言葉を失くしたこと・・・
その一方で、現地の方々と農作業をしながらの楽しいおしゃべりや、
前向きに働く人々の姿、南三陸の美しい自然や伝統の祭りに触れたこと・・
どれも、震災から1年半というこのタイミングで南三陸を訪れたからこその貴重な体験だったと思います。
最後に、私たちにできることとして、現地で得たことを家族や友人など、すこしでも多くの人に伝えることが大切だという言葉がありました。
「皆さんも、この発表を聞いて、すこしでも、被災地のこと、南三陸のことを考えるきっかけにしていただけるとうれしいです」
今後も、鴨台スタッフは「今、自分たちにできること」を考えていきたいと思います。
報告会に来ていただいた学生の皆様、教職員の皆様、
そして、授業の合間をぬって報告会の準備を進めてくれたメンバーたち、
本当にありがとうございました!