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お知らせ
特別インタビュー企画 南三陸研修センター オープニングプログラム 前回の参加者高橋先生に聞いてみよう!
1月24日、大正大学では、練馬特別支援学校の職場体験学習の受け入れを行いました。
今回来てくれたのは、笑顔とあいさつの素敵な高校生のお二人。
午前中は大学図書館でカウンター業務を行い、テスト期間中のため利用者も多く、緊張したと話してくれました。
午後は少し趣向を変えて、鴨台プロジェクトセンターの広報担当に任命し、大正大学のホットな話題について、探ってもらうことにしました。
まずは、この春行われる南三陸研修センターのオープニングプログラムについて。
支援学校でも、「自然の家」のような施設に泊まって、宿泊学習をしたことがあるかもしれません。
そういった施設を、大正大学が支援して被災地に建設し、学生たちの活動拠点としようとしています。
今回のプログラムは、その研修センターのオープニングを飾るものです。
学生が被災地に行って、ボランティア活動や農業体験などを行うのですが、実際はどんなものなのでしょうか。
夏休みに行われたプレプログラムに参加した高橋先生に聞いてみましょう!
人間環境学科の高橋 正弘教授
昨夏実施された「私大ネット36プレプログラム」にゼミ生と共に参加されました
- 前回参加されたプログラムでは、どのようなことをしましたか?
高橋先生「2泊3日で、津波の被害の見学や、がれき撤去のボランティア、農家を訪問したり、イエス工房や復興商店街の見学を行いました。メインとしては、ワークショップを全3回行うという盛沢山なプログラムでした。」
左)現地の方々の雇用と居場所の創出を目的として、オクトパス君グッズ等の製造・販売を行う
YES工房を見学
右)ボランティアセンターに登録し、がれきの撤去作業を行う
- 一番印象に残った活動は何ですか?
「ワークショップとして、1日2時間くらい、皆でグループワークをしたことです。3日間を通じて、初めて南三陸を訪れた学生たちが、だんだんと理解が深まり、考え方がまとまっていく様子を見ることができました。」
ワークショップで、「ボランティア活動を通じて感じたこと」をみんなで共有する
- 学生には、このプログラムを通じて、どんな学びを得てもらいたいですか?
「南三陸というのは、津波の影響を受けたということで、ある意味特殊なコミュニティです。被災地のコミュニティが地域の課題にどのように向き合っているのか学んでもらいたい。せっかく南三陸へ行くのだから、そういった、教室の中や他の地域では得られない学びを得てもらいたいですね。」
- 今後、研修センターのプログラムに期待することは何ですか?
「南三陸にも、数は少なくても、大学生・高校生くらいの年代の若者はいるはず。そういった人と、東京から来た大学生が対話をしたり、ワークショップをするような機会が持てたらいいと思います。」
実際に参加してみて、その日のプログラムで感じたことを、ワークショップの中でアウトプットする時間が一番印象的だったと語って下さった高橋先生。
春休みに実施されるプログラムでは、私大ネット36加盟校の7校から学生が参加します。
専攻もバックボーンも様々な学生が集い、共に体験することで、どんな学びや気づきが生まれるのか、楽しみですね。
最後に、インタビューに挑戦してくれた高校生に、感想を聞いてみました。
「インタビューしてみて少し緊張しましたが、質問に対し、わかりやすく説明してくれたので、私も聞いてみて勉強になりました。学生さんには、ぜひ行ってみてほしいと思いました。」