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カウンセリング研究所

平成24年度 心理臨床研修会のお知らせ

大正大学カウンセリング研究所心理臨床研修会の概要
 
 大正大学カウンセリング研究所では今まで「公開事例研究会」として、多領域での援助職の方たちが事例検討を行える場を設けていましたが、平成23年度からは「心理臨床研修会」と改め、総合的な臨床能力を養うことを目的とした研修会を企画しました。

この新たな試みの特徴は、
1)毎回、心理・医療・福祉など専門領域の異なる講師2人が参加
2)事例検討に加え、臨床に取り組む上で必要な理論、技法等の実践に即した情報を提供
3)ある程度の経験を積んだ人のための研修である という3点です。
 毎回講師2名が参加し、それぞれの専門領域からのアプローチを提案することを通して、事例研究がより深みのあるものとしつつ、参加者同士が率直に検討することを通してそれぞれが多面的な視点を養うことを目標とします。そして、実践で役立つ知識を増やしていくことにより、臨床家としての自分自身を見つめる視点を育むことも目標とします。
  このような多面的なプログラムが、皆さんの臨床的実践力をさらに向上させていくための機会になることを期待しています。

 

講師 青木聡、犬塚峰子、日笠摩子
定員 15名(原則として臨床経験3年以上で事例を提供できる方)
期間

平成24年6月14日(木)、7月19日(木)、9月13日(木)、10月11日(木)、11月8日(木)、12月13日(木)、平成25年度1月10日(木)、2月14日(木)

時間 午後6時30分~9時
場所 大正大学巣鴨校舎1号館2階 会議室2
費用 32,000円 (全8回)
申込方法

下記に申込用紙を郵送またはFax、e-mailでお送りください。

〒170-8470 豊島区西巣鴨 3-20-1

大正大学カウンセリング研究所

Tel 03(5394)3035 Fax 03(5394)3041

e-mail : s_nishitani@mail.tais.ac.jp

申込用紙 心理臨床研修会申込用紙(PDF).pdf 心理臨床研修会申込用紙(Excel).xls

※本研修会は臨床心理士資格取得者の資格取得後の教育・研修会として申請中です。

 

本年度年間予定表

 

日程 担当 前半 後半
第1回 青木・犬塚・日笠

片親疎外という虐待/心理療法における外傷記憶の影響と視点

フォーカシング指向療法入門
第2回 日笠・青木 パーソンセンタード流の事例検討の在り方(PCAGIP法) 事例検討
第3回 青木・犬塚

面会交流の取り決め

事例検討
第4回 犬塚・日笠 外傷体験を抱える人への心理教育について 事例検討
第5回 日笠・青木 インタラクティブ・フォーカシング 事例検討
第6回 青木・犬塚 監督付き面会交流 事例検討
第7回 犬塚・日笠 PCIT(Parent-Child Interaction Therapy:親子相互交流療法について) 事例検討
第8回 日笠・青木 事例検討 振り返り

 

 

担当講師
■青木 聡(開業臨床、プロセス指向心理療法、面会交流支援)
上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程満期退学、本学人間学部教授、臨床心理士
『離婚毒 片親疎外という児童虐待』(訳)誠信書房,『離婚後の共同子育て』コスモスライブラリー,『うしろ向きに馬に乗る プロセスワークの理論と実際』春秋社 他
 
■犬塚 峰子(児童青年精神医学、児童福祉、乳幼児精神保健)
名古屋大学医学部卒業,本学人間学部教授,医学博士
『子どもの福祉とメンタルヘルス』(共著)明石書店,『非行-彷徨する若者・生の再構築に向けて』(共著)ゆまに書房,『子ども虐待と関連する精神障害』(共著)中山書店,『児童虐待 父・母・子へのケアマニュアル~東京方式』(共著)弘文堂 他
 
■日笠 摩子(臨床心理学、フォーカシング指向心理療法)
東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程満期退学,本学人間学部教授、臨床心理士、フォーカシング研究所認定コーディネーター
『セラピストのためのフォーカシング入門』金剛出版,『フォーカシング指向心理療法』(上・下巻)監訳 金剛出版,『パーソン・センタード・セラピー』(訳)金剛出版,『解決指向フォーカシング療法』監訳 金剛出版 他
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