図書館・研究所知と情報の集約
カウンセリング研究所
平成25年度 心理臨床ケースシンポジウムのご案内
カウンセリング研究所開設50周年記念
平成25年度
地域精神保健研修会
心理臨床ケースシンポジウム
今年5月に、カウンセリング研究所は開設50周年を迎えました。
開設50周年に際し、今年度の心理臨床ケースシンポジウムでは、本学大学院臨床心理学専攻をご修了され、現場でご活躍の先生方に、事例をご報告いただきます。
第1回は、滝川一廣先生をコメンテーターにお招きし、児童養護施設における他職種との協働に視点をおいた支援について、検討を行います。
第2回では、コメンテーターに小倉清先生をお迎えすることができ、児童思春期病棟における事例について、検討いたします。
これからの心理臨床において、ますます多様化していく問題に対応していくには、他職種との協働を視座に入れながら、臨床実践を行っていくことが必須です。2回のケースシンポジウムを通して、今後、心理臨床で求められる視点や考え方について、皆様とご一緒に理解を深める機会となるように考えております。
第1回 平成25年12月13日(金) 18:30~20:30 終了しました
- コメンテーター:滝川 一廣 先生(学習院大学教授)
- 事例提供者:佐藤 治美 先生(バット博士記念ホーム副園長・心理士)
<ケース紹介>
児童養護施設で生活する子どもたちへの支援は、生活支援、家族支援、心理支援など多職種の協働によって営まれています。子どもが安心して成長発達できる場としての施設のあり方について検討を行いたいと思います。
*パンフレットのケース紹介に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。
第2回 平成26年1月24日(金) 18:30~20:30 受付中です
- コメンテーター:小倉 清 先生(クリニックおぐら院長)
- 事例提供者:岩倉 昌子 先生(聖マリアンナ会 東横恵愛病院 児童思春期病棟 看護師)
- 司会:森岡 由起子(大正大学教授)
<ケース紹介>
性的被害を受けた女児のケースについて、安心安全な生活の場としての入院から、単身生活に移行する中、本児と親との関わりの薄さ、学習をはじめとする生活体験・社会体験の乏しさなどに対する今後のサポートの在り方についてご教授いただきたいと思います。
◆コメンテーター・講師紹介
小倉 清 先生(クリニックおぐら院長)
慶應義塾大学医学部卒業。1959~1967年、米国エール大学およびメニンガークリニックへ留学。1967~1995年、関東中央病院精神科に勤務された後、1996年クリニックおぐらを開設される。
主な著書は『子どもの精神療法-乳幼児から青年期まで』(岩崎学術出版社)、『子どもの臨床 小倉清著作集1』『思春期の臨床 小倉清著作集2』(ともに岩崎学術出版社)、『子どもの精神科医五十年』(論創社)他、多数ある。
滝川 一廣 先生(学習院大学教授)
名古屋市立大学医学部卒業後、名古屋市立大学精神医学教室、名古屋市立児童福祉センター勤務、 愛知教育大学障害児教育教室教授、大正大学人間学部臨床心理学専攻教授を経て、2009年より学習院大学文学部心理学科臨床心理学専攻教授。
主な著書に『家庭のなかの子ども 学校のなかの子ども』(岩波出版)、『「こころ」はどこで壊れるか』(共著、洋泉社)、『「こころ」はだれが壊すのか』(共著、洋泉社)、『「こころ」の本質とは何か』(筑摩書房)、『新しい思春期像と精神療法』(金剛出版)、『子どものそだちとその臨床』(日本評論社)『学校へ行く意味 休む意味』(日本図書センター)他多数ある。
場所:本学巣鴨校舎 *教室は当日校門入り口守衛所脇に提示いたします。 *参加資格:現在心理臨床の実践に携わっている方、もしくは大学院で臨床心理学を専攻している大学院生で、守秘義務を守れる方。 参加費:一般3000円、学生2000円 定員:60名 |
<申込み方法>