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ラーニングコモンズのブログ
【開催レポート】第5回ビブリオバトルを開催しました
みなさんこんにちは、コンシェルジュの岩下です。
5/29(水)に、第5回知的書評合戦ビブリオバトルを開催しました。今回のゲームには7名のバトラーが集結してくれました。
▲じゃんけんで発表順を決めてスタート!
最初に登場したバトラーは表現文化学科のタカムーさんです。紹介する本は、かわいらしい絵柄の『リコーダーとランドセル』。見た目は子供でも実は高校生の姉と、見た目は大人でも実は小学五年生の弟が登場する4コマ漫画だそうです。姉弟が映画館の入り口で年齢を間違われるエピソードは、タカムーさん自身が体験した出来事と重なるとのこと。とても楽しそうに本の紹介をしてくれるタカムーさんの表情が印象的でした。
二番目のバトラーは、アーバン福祉学科の飯島さんです。紹介本は『問う女』。この小説の著者は、歌手の中島みゆきさんです。これは、「夜会」という中島みゆきさんのステージの原作にあたる作品なのだそうです。飯島さんは、この本のテーマである「言葉が人を傷つける」ことについて深く考えさせられたとのこと。「言葉が人を傷つける」ことにおびえた主人公は果たして救われるのか?!・・・それはぜひみなさん自身に読んで確かめて欲しいそうです。
三番目のバトラーは、教学支援部職員の帆足課長です。紹介本は『弱くても勝てます 開成高校野球部のセオリー』。ノンフィクション作家が開成高校野球部を取材した内容を元に構成されています。超進学校の開成高校野球部は、週一回の練習でいかにして試合に勝つのか?帆足課長の印章に残った言葉は「ドサクサにまぎれる」と「必要十分な練習の質と量」だそうです。野球を知らない人でも楽しめる本だそうですよ!
四番目に登場したバトラーは、人文学科の水島さんです。水島さんは、今回のビブリオバトルで唯一の初参加者となりました。紹介本は『Kaguya―月のウサギの銀の箱舟』です。竹取物語をモチーフにして、ラブコメディ・ミステリー・ファンタジーなど様々な要素を併せ持つ作品だそうです。ただし、月からやってくるのは使者ではなく、モンスター!超能力を持った主人公たちが難局に立ち向かうところが見どころとのことです。
五番目のバトラーは、仏教学科の小池さんです。紹介本は、満を持しての『I AM JACKIE CHAN―僕はジャッキー・チェン 初めて語られる香港帝王の素顔』!小池さんが憧れるジャッキー・チェンの自伝だそうです。小池さんが特に印象に残ったのは、ジャッキーが自分を第二のブルース・リー扱いされることに納得せず、あくまでも自分自身の道を追求したところだそう。なんと、巻末にはジャッキーの怪我リスト付き!これにはギャラリーのみなさんも「おおっ」とどよめいていました。
六番目に登場したバトラーは、人間環境学科の鈴木さんです。紹介本は『風の谷のナウシカ』。全7冊のボックスセットを持って来てくださいました。10年以上の歳月をかけて完結したコミック版『風の谷のナウシカ』は、映画版の「風の谷のナウシカ」とはかなり違った展開をみせるのだそうです。コミック版『風の谷のナウシカ』は後半になるにつれて重いテーマが描かれて、環境学を学ぶ鈴木さん自身にとって興味深い題材であるとのことでした。
最後に登場したバトラーはアーバン福祉学科の川端さんです。紹介本は『ふしぎな取調室』。元警察官の著者が取調室内で起こった「ふしぎな」やりとりを紹介した本だそうです。著者による「つっこみ」目線の一言コメントが秀逸なのだそうですが、福祉を勉強している川端さんにとっては考えさせられる部分も大きかったとのこと。同じ著者による『ふしぎな110番』もおすすめだそうですよ。
ということで、今回のゲームでは以上の7冊が紹介されました。
そして今回のチャンプ本は・・・・・・川端さんが紹介してくださった『ふしぎな取調室』に決定しました!
▲おめでとうございま~す!