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交渉と決断II

みなさんこんにちは、コンシェルジュの岩下です。

12/13(木)は、松野智章先生によるラーニングコモンズレファレンス~授業の合間に受けるプチ・レクチャー~が開催されました。今回は、前回に引き続きボードゲーム「Diplomacy(ディプロマシー)」を使って交渉と決断を実践しました。

なお、ディプロマシーのおおまかなルールはこちらの記事で紹介しています→「交渉と決断I」/wp/wp-content/uploads/learning_commons/2013/12/13-164245.html

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▲前回のプレイですっかりディプロマシーの虜になった人も。

今回が初めての参加となる学生さんもいましたが、最初に松野先生から簡単にルールを教えていただいてとにかくゲームスタート!

まずは外交の時間です。相手が初めて会う人であれ先輩であれ、とにかく他国と交渉をしなければ話が先に進みません。最初は戸惑い気味の参加者たちでしたが、何度か相手を変えて交渉するうちに場の雰囲気に慣れていったようです。

松野先生に「きみたちはそれぞれに自国の民の命運を一身に背負ってるんだよ。外交で自国に有利な条件を引き出さないと、国民が苦労することになっちゃうよ!」と言われ、全員が大きくうなずきます。

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▲テーブルの奥と手前で、それぞれ外交中です。
たまに遠くのチームへ投げかけられる視線が意味深・・・。

一通りの外交を終えたら命令書を書きます。他国に協力するも裏切るも、この命令書次第です。

命令書が開示されると、意外な国同士が協力体制を結んでいることが分かったり、裏切りが発覚したりして、場は騒然となります。また、プレイヤーたちはこの瞬間から次の外交について頭を悩ませることになるのです。

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▲右上はトルコの命令書(岩下・作)です。
このように、命令書には陸軍・海軍の現在地と進軍先を明記します。
左下は外交の必需品、ヨーロッパ地図。

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▲命令書の開示中です。
戦局の変化に、思わず身を乗り出してしまいます。

今回、私はトルコとしてゲームに参加しました。そして前回の雪辱を晴らすべく戦略を練り外交活動に勤しんだ結果、ついに勝利を手にすることができました!勝因は、最後の最後で友好国のロシアを裏切ったことですね(ロシアさんごめんなさい)。

松野先生によると、ディプロマシーに勝利するための基本的な考え方は以下の通りだそうです。

  • 自国の戦略を組み立てる→どの方面を制圧したいのか、まずは自分の中でのイメージを明確にする必要がある。
  • どの国と協力するかを決める→自分の目標を成し遂げるために協力を仰げそうな国はどこかを考える。また、その国と敵対する国がどこかを知ることも大事。何よりも交渉力を磨くこと!
  • 裏切りのタイミングをはかる→いつかは誰かを裏切らなければならない。タイミングを読み違えないこと。万が一自分が裏切られても、感情に流されず次の手を考えること。

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▲最後は感想戦で締めました。

前回・今回と、参加者たちはディプロマシーというゲームを通じて交渉と決断を実践しました。しかし、この経験は何もゲームの中だけで有効なものというわけではありません。

大学生活で、アルバイトで、恋愛で、私たちは日常的に交渉と決断を繰り返しています。つまり、ディプロマシーのようなゲームを通じて交渉と決断を行うことは、実は日常の体験を先取りすることでもあるのです。

シミュレーションを重ねることで実生活をより豊かにすることができれば素敵ですね。

次回のラーニングコモンズレファレンス(西洋哲学)は、1/16(木)15:00~17:00に開催します。テーマは「複眼的視座」です。松野先生によると「多様な意見・見解を楽しめることほど贅沢なことはありません。アニメ・映画の解説を通して複眼的な視座を養いましょう」とのことですよ!

それでは、来年もどうぞよろしくお願いいたします ヾ(*'▽'*)o

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