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ラーニングコモンズのブログ
【開催レポート】テーマ→「感動する本」で知的書評合戦ビブリオバトル
こんにちは!図書館の伊藤です。
梅雨が明け夏本番、毎日強い日差しが降りそそいでいますね。わたしはすっかり体調を崩してしまいましたが、皆さんは元気にお過ごしですか?
さて、今回は7/22(水)に開催した知的書評合戦ビブリオバトルのレポートをお届けします。
春学期最後のビブリオバトル、当日は3名のバトラーが集まりました。テーマは前回チャンプ本をご紹介くださったタクさんよりご提案いただいた「感動する本」です。
さっそく紹介された3冊の本について、バトラーのみなさんの言葉を交えながらご紹介しましょう。
▲今回はこちらの3人がオススメ本を紹介しました
書名:時をかける少女
著者:筒井康隆
出版社:角川文庫
トップバッターは常連バトラーの勇梨桜(ゆうりお)さんです。
紹介してくれた本は筒井康隆作『時をかける少女』。たくさんの映画やドラマ・アニメなどにリメイクされた名作として有名な作品ですね。
勇梨桜さんが紹介してくれた角川文庫版の『時をかける少女』は、表題とあわせて3つの作品からなる短編集です。どの作品も中高生の悩みとSFが掛け合わさった青春ストーリーだそうです。
勇梨桜さんが『時をかける少女』で感動したところは「愛した人との別れ」。まだ本作を読んでいない方は、ぜひ勇梨桜さんの感動ポイントをチェックしてみてくださいね!
書名:ドーナツを穴だけ残して食べる方法―越境する学問‐穴からのぞく大学講義
著者:大阪大学ショセキカプロジェクト【編】
出版社:大阪大学出版会
さて、続いては・・・わたくし、いとうが紹介しました。
紹介した本は『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』です。
突然ですが、みなさんはドーナツの穴だけを残して食べるにはどんな方法があると思いますか?このような一見ばかげた問いに対し、大阪大学の教員がそれぞれの専門領域から真面目に検討してみた、という一冊です。
文系・理系問わず様々な角度からドーナツの穴の残し方について論じた内容もとてもおもしろいのですが、何よりいとうが感動したのは、この本の企画から完成まで全て学生が携わったという点です。教員への原稿依頼から校正、装丁に至るまで、各分野のプロから指導を受け「売れる本」をつくった学生たち。社会に出る上で得がたい経験ができたのではないでしょうか。皆さんもぜひ一読してみてください。
書名:青春に贈る―未来をつかむ人生戦略
著者:大川 隆法
出版社:幸福の科学出版
3番目に登場のバトラーはみっちーさんです。
みっちーさんが紹介してくれたのは『青春に贈る』。
いろいろな悩みを持つ学生時代、葛藤を抱えながらいかに頑張るか、ということについて書かれている本とのことです。
みっちーさんが特に感動した点は、悩んでいるのは自分だけではないということに気づかされた点。ちなみにみっちーさん自身が悩んだときは、好きな音楽を聴いたり本を読んだりしてテンションを上げているそうです。
以上3冊の紹介本が出そろったところで、投票に移ります。それぞれの発表を聞いて「一番読みたくなった本」に一票を投じていただきます。
▲今回は「せーの!」の指差しで投票しました
厳正なる投票の結果、今回のチャンプ本に選ばれたのは勇梨桜さんオススメの『時をかける少女』に決定しました。
勇梨桜さんは今回で2度目のチャンプ本推薦者です。おめでとうございます!!
それでは、勇梨桜さんへのインタビューをご覧ください。
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Q:ビブリオバトルへの参加は何回目ですか?
A: 2年目。
Q:この本を選んだきっかけは?
A: みんなが知っているけど読んだことのないものにしようと思った。
Q:今回の勝因は何だと思いますか?
A:一人一人の心に残っているものがたりだったから。
Q:最後に一言どうぞ!
A: ビブリオバトル2回目のチャンプありがとうございます。
3回目をねらいこれからもがんばりまんもス。(原文ママ)
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勇梨桜さん、どうもありがとうございました!
投票で勇梨桜さんのオススメ本がチャンプ本になった瞬間、両手を挙げて喜ぶ勇梨桜さんの姿が印象的でした。
皆さんも歴代のチャンプ本を含め、夏休みのお供にぜひご一読ください。
というわけで、次回開催のお知らせです。
【次回のビブリオバトル】
日時 :10/7(水)13:30~
テーマ :7(なな、セブン)
申し込み方法 :T-Po
秋学期初めのバトルです!長期休暇で読破した本を紹介してみませんか?
興味のある方は、ぜひ見学にお越しください!
ビブリオバトルについて質問がある方は、ラーニングコモンズのコンシェルジュにお気軽にお声掛けくださいね。
それではまた~! ヾ(*'▽'*)o