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ラーニングコモンズのブログ
【開催レポート】特別開催!オープンキャンパスで知的書評合戦ビブリオバトル テーマ「夏」
こんにちは、初めてレポートしております、図書館職員の芦澤です。
7月26日(日)のオープンキャンパスにて在学生と受験生のふれ合い企画として開催された、ビブリオバトルをお楽しみください! テーマは「夏」です。
▲今回はこの5名のおすすめ本の紹介です。
なんと飛び入りで2名の受験生が参加してくれました。ありがとうございました!!
書籍名:笑う怪獣
著者:西澤 保彦
出版社:実業之日本社
トップバッターは、7月のチャンプ本を紹介してくれた常連の勇梨桜(ゆうりお)さんです。主人公は悪友3人組。一人の女性に声をかけるが…なぜか怪獣や宇宙人という非日常の事態に遭遇するというSFミステリー。7つのお話が入っていて、始めのお話が「夏」のお話で、この本をご紹介してくれました。勇梨桜さん「とにかく、くだらないんです!笑えるんです!笑いたい人は、ぜひ手に取ってみてください」。
書籍名:図解!!やりかた大百科―役にたつ(かもしれない)438の豆知識。
著者:ファーガストローム,デレク/スミス,ローレン/ショー・ミー・チーム【著】/和田 侑子【訳・編集協力】
出版社:パイインターナショナル
続いて紹介してくれたのは、能藤隆正さん。ヒョウにあったらどうするか?サメにあったらどうするか?夏のレジャーのピンチを乗り切るための本のご紹介でした。生活、恋愛、サバイバル…いつか役に立つかも知れないものまで、わかりやすく図解で解説した一冊。まだ能藤さんは実践したことはないそうですが、クラウドバスター(雲除去装置)をやってみたいそうです。
書籍名:遠野物語remix
著者:京極 夏彦/柳田 國男【著】
出版社:角川学芸出版
3番目に紹介してくれたのは、当日飛び入りで参加してくれた受験生のモリモトさんです。表紙の絵に魅かれ手に取ったというモリモトさん。柳田國男の『遠野物語』を京極夏彦が深く読み解き、リミックスされた一冊をご紹介してくれました。モリモトさん「超常現象など、科学が発達する前には当たり前だった世界がそこにはあり、それを感じる人たちの純粋さに心を打たれました」。
書籍名:劇場版アニメ 忍たま乱太郎―忍術学園全員出動!の段
著者:尼子 騒兵衛【原作】/亜細亜堂【絵】
出版:ポプラ社
続きまして、4番手の岩下碧さん。国民的テレビアニメの劇場版をアニメ絵本にした一冊。夏休みの宿題の取り違えから、戦に巻き込まれてしまった一年生の一人を学園全員で救出に向かうお話。岩下さん「明るいお話に見えるけど、忍者のたまごは子どもであっても、いつ“戦争”に巻き込まれるか分からない!実はブラックなところもある考え深いお話です」。岩下さんおススメの場面は、保健委員が戦争相手も怪我をしていたら、助けるところだそうです。
書籍名: ノルウェイの森〈上〉〈下〉
著者:村上 春樹
出版社:講談社文庫
最後は、本日飛び入りの受験生ケイゴさんです。村上春樹さんの作品が好きなケイゴさん。中でも映画にもなった「ノルウェイの森」をご自身の恋愛を交えながら、楽しくご紹介してくれました。書店に並んだ本の帯にあったフレーズ「100%の恋愛小説」も村上さん自身がつけたくらい、完全な恋愛小説ということでした。
以上、5冊の紹介本が出そろったところで、チャンプ本を決める投票にはいりました。それぞれの発表を聞いて「一番読みたくなった本」に一票を投じていただきました。
チャンプ本は厳正なる投票の結果、二番目にご紹介していただいた『図解!!やりかた大百科―役にたつ(かもしれない)438の豆知識能』に決定しました!!
おめでとうございます!!
それでは、チャンプ本をご紹介いただいた能藤隆正さんへのインタビューをご覧ください。
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Q:ビブリオバトルへの参加は何回目ですか?
A: 2回目。
Q:この本を選んだきっかけは?
A: 読んでみてとてもおもしろかったので。
Q:今回の勝因は何だと思いますか?
A:順番と他のバトラーの皆さんの選ばれた本との相性だと思います。つまり、運ですね。たまたま会場の皆さんの心を掴めたんだと思います。
Q:最後に一言どうぞ!
A:また参加させていただきたいと思います。
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能藤隆正さん、どうもありがとうございました!
次の参加をお待ちしています!
さて、ビブリオバトルは今月8月23日(日)のオープンキャンパスでも開催を予定しております。興味を持ってくれた方は、ぜひご参加ください。
ゲームの開始時間は10:40~ですが、バトラーとしての参加を希望する方は10:25までにラーニングコモンズへお集まりください。
オープンキャンパスの詳細→http://kokokara.tais.ac.jp/admission/oc/0823.html
受験生のビブリオバトル参加方法詳細→http://kokokara.tais.ac.jp/637.html