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綜合仏教研究所
【開催御礼】公開講座「仏教の心理分析―上座部仏教、説一切有部、瑜伽行派のアビダルマの比較ー」について
2013年6月20日(木)、Rupert Gethin 先生を講師にお迎えし、標記の講座を開催いたしました。
Rupert Gethin先生は、イギリス ブリストル大学教授、仏教研究センター所長であり、また、近代パーリ文献の研究をリードしてきたパーリ聖典協会の会長を務められている、パーリ学の泰斗です。
今回の講座は、本学非常勤講師 長島潤道 先生のご紹介により実現いたしました。
内容としては、上座部、説一切有部、瑜伽行派においてダルマがどのように扱われてきたのかを中心に講義をいただきました。各部派におけるダルマの分類の共通点と相違点、および違いを生じた原因の考察は非常に難しい問題であるにもかかわらず、先生は要点をおさえ、わかりやすく解説をして下さいました。
また、講座の内容がアビダルマであることから、さまざまな仏教の術語に関する知識が必要になるかと思われましたが、表や図示によって適切な説明してくださり、本研究所の所員に加え、聴講に来た多くの本学の学部生・大学院生がうなずきながら聴き入っている姿も見られました。
質疑応答の時間では、活発な議論がおこなわれ、盛況の内に講座を終えることができました。
Rupert Gethin 先生をはじめ、ご来場いただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。
綜合仏教研究所事務局
Rupert Gethin先生ご講義の様子(講義は英語にて行われました)
長島先生によるGethin先生
のご紹介