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綜合仏教研究所

【開催御礼】平成25年度 佛教文化学会 第23回学術大会 について

綜合仏教研究所が事務局運営を務める佛教文化学会では、去る平成25年12月7日(土)に、佛教文化学会第23回学術大会を開催いたしました。

 

本年は大会テーマを『国際化と仏教文化』とし、午前は研究発表会、午後は韓国の金剛大學校より研究者をお迎えし「国際学術研究発表会」を行いました。

 

午前の研究発表会では、本研究所在籍者を含む31名の研究者の方々が、各専攻分野での研究成果を発表されました。
若手研究者をはじめ、本学名誉教授の先生方にもご参加いただき、例年以上に充実した発表会となりました。

 

午後の「国際学術研究発表会」では、日本(大正大学)・韓国(金剛大学)の研究者の方々による合同研究発表会を行いました。
発表会の共通テーマを『現代仏教における仏教の諸問題』として、各自の専門の立場からの発表をいただきました。
発表論題は以下のとおりです。

 

 

    ◆「仏教に社会性はあるか ―19 世紀東アジアにおける排耶論を通じて―」(三浦 周 大正大学綜合仏教研究所 研究員)

 

  ◆「大久保の外来仏教 ―慈済会の事例から―」(星野 壮 大正大学非常勤講師/真言宗豊山派総合研究院 研究員)
                   
  ◆「地域変動と仏教寺院 ―特に「過疎化」による寺院への影響―」(名和 清隆 淑徳短期大学兼任講師/浄土宗総合研究所研究員)

 

  ◆「地方寺院活動における菩薩思想について」(鈴木 行賢 大正大学 非常勤講師)

 

  ◆「異宗教に対する『法華経』の立場」(河 栄秀 金剛大學校 博士課程修了)

 

  ◆「現代社会における忍辱波羅蜜の実践」(崔 恩英 金剛大學校 教授)

 

  ◆「仏教と自殺問題-焼身自殺をどう見るべきか-」(車 相燁 金剛大學校 教授)

 

  ◆「現代社会における仏教徒の個人倫理について」(李 榮振 金剛大學校 研究教授)

 

 

共通したテーマでありましたが、日本側では<仏教の社会に対する働きかけを掘り下げた研究>、韓国側では<社会に潜む仏教的(宗教的)諸問題に目を向けた研究>が中心となり、視点・価値観の違いが感じられる発表がなされ、グローバルな視野に立った有意義な発表会となりました。


現代社会に向き合う仏教者の立場を真剣に考える研究者の方々に、聴講者のみなさんも感銘を受けながら、発表に聴き入っていました。
当日は、延べ約110名にのぼる方々にご来場頂き、大盛況の内に無事終えさせていただきました。

 

 

ご来場の皆様に厚く御礼を申し上げ、ご報告に代えさせて頂きます。

 

 


佛教文化学会事務局
綜合仏教研究所事務局

 

 

 

<午前 研究発表会の様子> 

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 ※発表者(写真 右)は、  は、は大橋 雄人 綜合仏教研究所研究員 

 

 

<午後 国際学術研究発表会の様子 

 

会場の様子 

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発表の様子

(写真:上から順に三浦 周さん/星野 壮さん/名和 清隆 さん/鈴木 行賢 さん)

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質疑応答の様子

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