図書館・研究所知と情報の集約
エンロールメント・マネジメント研究所
挨拶
大正大学は「智慧と慈悲の実践」を建学と理念とし、TSR(Taisho University Social Responsibility ※)のもとに教育・研究・地域貢献等すべての大学運営を行っています。このたび、教育改革・学生支援のさらなる促進・拡充のために、大学として日本で初めてEM(Enrollment Management)やIR(Institutional Research)に関する研究を行う「大正大学エンロールメント・マネジメント研究所」を開設いたしました。
本研究所の設立や運営にあたっては、米国でEMを初めて提唱したJohn Maguire氏(現Maguire Associates会長)の全面的な協力を得て、EMやIRを中心に大学教育活動に資する研究活動に取り組み、社会に貢献してまいります。
ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
設置の目的
大正大学エンロールメント・マネジメント研究所は、学生の入学前から卒業後までの一貫した情報を収集・分析・提供し、本学の教育・研究・社会貢献および及びTSRマネジメント(※)等について企画・立案・支援を行うこと、すなわちEM(Enrollment Management)やIR(Institutional Research)に関する研究や実践的な取り組みを推進することで、本学の大学改革に資することを第一の目的といたします。ただし、この成果については、本学のみならず大学教育全体に貢献できるよう積極的に広く一般に公開していく予定です。
また、PBL(Project Based Learning)やAL(Active Learning)での多面的な学修成果に関する研究にも取り組むことで、大学教育だけでなく、高等学校への研究成果の提供を行い、高大連携の推進に実践的に寄与することもめざします。
そのため、本研究所では、研究に参画する教授、准教授始め研究員を、学内者だけではなく、国内外の専門家や実務家を含めた学外者も広く登用し、ダイナミックな研究を進めます。
これまでの沿革
大正大学におけるIR(Institutional Research)やEM(Enrollment Management)の取り組みは、以下のような機関を中心に、機能強化を図りつつ、現在まで発展してきました。
- 2013年11月
- IR準備室設置(初代室長 山本雅淑教授)
- 2014年4月
- 総合IR室設置(初代室長 山本雅淑教授)
- 2015年4月
- IR・EMセンター設置(初代センター長 山本雅淑教授、第2代センター長 福島真司教授)
- 2017年10月
- エンロールメント・マネジメント研究所設置(初代研究所長 福島真司教授)
この間、本学TSRマネジメントへのデータ支援、定例的な学内調査の有機的な統合と体系化、IRシステムの構築および学内公開によるデータをマネジメントに活かす組織文化の醸成、学内からの調査分析要望の拡大等を実現し、本学の大学改革に対する積極的姿勢を学内外に示す象徴的な機関としてEMIRに関する取り組みを実施してきました。
2017年度学長重点施策に掲げられた「IR・EMセンターの機能強化」(3年間)の初年度である本年度に、これまでのIR・EMセンターを発展的に改組し、日本初のEMやIRの研究所である「エンロールメント・マネジメント研究所」を設置することとなりました。
顧問・教授・研究員一覧
所長 | 福島 真司 | 大正大学 地域創生学部教授 |
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副所長 | 日下田 岳史 | 大正大学 エンロールメント・マネジメント研究所 准教授 |
顧問 | John Maguire | Maguire Associates,Inc.Chair |
顧問 | Linda Maguire | Maguire Associates,Inc.President and CEO |
専任講師 | 出川 真也 | 大正大学 地域創生学部 専任講師 |
研究員 | 和田 浩行 | 大正大学 法人企画課 |
客員教授 | Jack Mahoney | University at Albany Assistant Vice Provost for Academic and Resource Planning |
客員准教授 | 柳浦 猛 | 筑波大学 教学マネジメント室 高等教育研究部門 准教授 |
客員准教授 | Gregory Gengo | Texas Woman's University |
組織概要
EMIR部門(EMIRに関する調査分析機能)
- 入学前から卒業後まで一貫した調査分析
- BIツール等のIRシステムの調査研究
- EMIR勉強会を主催することによる本研究所の成果の国内外への発信
教育アセスメント部門(学修成果の可視化に関する調査分析機能)
- PBL、ALの成果や効果の検証および可視化、成績評価等の研究
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高大連携型:
高等学校の探究型学習の達成度や成績評価等へのインパクト創出
高大接続型の新入試の設計や評価に関する調査研究
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高大社連携型:
高等学校での学修履歴と大学の学修成果および社会人が評価する
学修成果の在り方等を研究
情報収集・分析部門(シンクタンク機能)
- 高等教育政策やトレンド、競合大学の状況、高等学校等の学外情報の収集分析
紀要『エンロールメント・マネジメントとIR』投稿論文の募集について
大正大学エンロールメント・マネジメント研究所では、以下のテーマについて投稿論文の募集をします。奮ってご投稿ください。
テーマと投稿資格
エンロールメント・マネジメントまたはIRに関するテーマの論文でしたら、どなたでもご投稿いただけます。
論文募集要項
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投稿論文は、未発表のものに限る。二重投稿は、認めない。
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投稿論文の投稿締切と投稿方法は、次の通りとする。
- 投稿締切は、毎年11月1日とする。
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以下の①および②を、PDF形式に変換のうえ、11月1日までにbosyu@mail.tais.ac.jp宛てに提出する。
- 執筆者氏名、所属機関名、論文題目、連絡先(メール、電話番号、住所)を記載した様式任意の文書1枚
- 執筆者氏名および所属機関名を伏せた投稿論文1篇
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編集委員会は、投稿論文を審査する。編集委員会は、審査の過程で、投稿論文の修正を求めることができる。掲載可と判定された投稿論文の種類は、表1に基づき編集委員会が決定する。
表1 投稿論文の種類 種類 内容 研究論文 先行研究の知見を踏まえた研究の成果をまとめた論文。または、ある研究テーマに関する体系的な解説や研究蓄積のレビューを行った論文。 実践報告論文 高等教育機関のエンロ―ルメント・マネジメントまたはIRに関する実践から得られた成果をまとめ、かつ、その成果が他の高等教育機関や関係者に裨益することが期待できる論文。 研究ノート 研究論文または実践報告論文の中間的成果をまとめた論文。 -
投稿論文は大正大学機関リポジトリで公開するため、このことに同意の上で投稿すること。
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編集委員会は、以下の表2に示す論文および資料を、紀要に掲載することができる。特集論文の執筆要領は、(2)の論文執筆要領に準じるものとする。
表2 投稿論文以外に掲載する論文および資料 種類 内容 特集論文 編集委員会が時宜に適うテーマを各号に設定し、そのテーマに関連する知見を有する専門家や有識者に執筆を依頼する論文。そのテーマについて大正大学エンロ―ルメント・マネジメント研究所の所員が執筆した論文。 EMIR勉強会資料 大正大学エンロ―ルメント・マネジメント研究所が主催するEMIR勉強会で活用された資料。 その他 編集委員会が適切だと判断した論文や資料。 -
論文募集要項に定めのない事項については、編集委員会がこれを決定する。
参考
- お問い合わせ
- 7号館 7階 773号室
エンロールメント・マネジメント研究所
- 03-3918-7311(大学代表)