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「学び」と「実践」を通じた人材育成

DAC(総合学修支援機構)

平成30年度新任教員FDプログラム 第6回研修会を開催しました

7月11日(水)に、新任教員FDプログラムの第6回研修会が開催されました。
今回の研修は、「就職活動支援に関する研修」と「初年次教育におけるキャリア支援に関する研修」の同時開催でした。
大正大学で実施しているキャリア支援のひとつである1・2年生必修科目の基礎技法Aと、就職課にて行っている就職支援サービスの紹介、またそれら支援の連動についても説明がありました。

 
「就職活動支援に関する研修」の様子

「就職活動支援に関する研修」では、学生支援部就職課より近年の本学学生の就職状況、就職課の支援体制、支援方法、先生方への協力依頼等について説明がありました。現在の学生を取り巻く就職状況や、さまざまな『就職率』の算出方法といった一般的な情報から、本学学生の特性、キャリア・アップ講座、就職課で行っている支援等、新任の先生方にとっては初めて知る情報が盛りだくさんであったと思います。就職課には各コースにつき担当職員がおり、各コースにも就職担当教員がいます。教職員で連携し、学生の就職活動を支援する体制をとっています。新任の先生方で就職についてご要望やご質問がございましたら、就職担当者にご相談ください。


「初年次教育におけるキャリア支援に関する研修」の様子

「初年次教育におけるキャリア支援に関する研修」では、学長補佐 教育担当・教育開発推進センター副センター長の神達先生より、『基礎技法A』について説明がありました。『基礎技法A-1・A-4』という科目は、1・2年生必修のⅠ類 教養教育科目のうちのキャリア形成科目です。A-1では「大正大学生になること」をテーマとし、自己理解とコミュニケーション力の向上を図ります。またA-4では「社会」にエントリーするとはどういうことかについて考え、卒業後の進路(就職に限定しない)に向けて助走を始める手助けとなるよう構成されています。これらの科目はキャリアの専門家ではなく学科の教員が担当していることから、共通教育でありながら学科の特性を十分取り入れることができる科目となっています。初年次の段階で、自らの「強み」や「資質」を理解し、自分を表現する力を身につけることにより、3・4年生での進路選定や就職活動に移行しやすくしています。

新任の先生方の中には、キャリア支援の科目が必修としてカリキュラム内にあることや、学科教員が就職に関する支援を行っているという状況に驚かれる方もいらっしゃいました。ご自身の学生時代とのギャップを感じられたとのことです。一方で、本学の就職の現状や社会の状況を知り、その必要性を理解することができました、とのことでした。


今回までの研修で、新任教員FDプログラムの前半が終了となりました。ここまでは大正大学の基礎知識習得を目的としたインプット型の研修でした。
次回は9月5日(水)に「授業実践」研修を行います。先輩教員の授業実践についての取り組み報告を聞き、グループワーク等を行います。その後は秋学期授業期間において「授業見学」を行うなど、アクティブラーニングを取り入れた協同的な学びの研修が続きます。
これらの様子は、またブログにて報告いたします。

本FDプログラムの研修一覧は、こちらからご覧ください。


小幡誉子

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