学部・大学院FACULTY TAISHO
DAC(総合学修支援機構)
ミュンヘン大学日本文化研修③
9月15,16日で一泊二日の仏教研修が実施されました。初日は早朝から高尾山の登頂を開始し、琵琶滝にて滝行を行いました。当日は断続的に降り続く雨の影響で、水温が冷たく、水量も普段より増していたそうです。そのため、先達に従い、「不動明王」と繰り返し唱えながら滝に打たれるのはなかなか過酷でした。しかし、日本人でもなかなか経験することができない貴重な体験をすることができたのではないでしょうか。
滝行は良い経験になりました 初日は雨の中での実施となりました
その後、山頂まで登る予定でしたが悪天候によりケーブルカーでの登頂に変更し、高尾山薬王院へと向かいました。薬王院では、精進料理を食し、護摩修行や月輪観を行いました。護摩修行とは仏の智慧の火を以て煩悩(苦の根元)を焼きつくす修行で、月輪観は自己のエネルギーを高める瞑想の一種です。初めての経験ばかりで戸惑う様子も見られましたが、月輪観などの修行を通して自分を見つめ直すことができたと話してくれた留学生もいました。
精進料理 護摩修行前
2日目には持ち越しとなっていた山頂への登頂をし、その後、写仏や腕輪念珠作りを体験しました。曇りにより満足に景色を楽しむことはできませんでしたが、山頂へと登った達成感をそれぞれ感じました。写仏や腕輪念珠作りもみな初めての経験でしたが、楽しみながら仏教を体験する様子がうかがえました。
写仏 腕輪念珠作り
悪天候でスケジュールの変更などもありましたが、仏教を体感するとても充実した2日間となったのではないでしょうか。
高尾山関係者の方々には御礼申し上げます。
17日以降は留学生の自主研修となります。各自京都や福岡など日本を回り、様々な日本文化を学ぶ予定です。充実した自主研修となりますように!
平出 翔