学部・大学院FACULTY TAISHO
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DAC(総合学修支援機構)
「平成30年度カリキュラムアセスメントチェックリストを活用した自己評価報告会」を開催しました
5月8日(水)15:10~16:20に大会議室にて、「平成30年度CACLを活用した自己評価報告会」を開催いたしました。今年の報告会は学部長、学科長、教務主任、令和元年度新任教員を対象とし、50名の先生方にご参加いただきました。
大塚学長からのご挨拶
この自己評価報告会は、教学マネジメントサイクル(PDCA)のうちミドルレベル(学士課程)のチェック部分に位置づけており、今年で3年目の開催となります。
各学科・コースにて作成した「自己評価報告書」をもとに、平成30年度卒業生のDP達成状況、アセスメント実施内容、今後のカリキュラムや教育方法の改善点等について、グループワークを通じて報告をしていただきます。
他学科・コースの先生方とグループワークを行うことで、自学科・コースと比較し気づきを得ていただくことを目的としております。
報告会では、各学科・コースの教務主任が発表者となり、同グループの他学科・コース教員に対し報告書内容を発表します。
DP達成度、その判断に至った根拠、アセスメント手法・内容、カリキュラムや教育方法における今後の改善点(何が課題で、これからどのようにカリキュラム・教授法を改善し、教育の質を向上させるのか)、昨年の自己評価報告書であげた改善策から今年反映できたこと・できなかったこと、といったことを説明していただきます。
そして、発表を聞いた他学科・コースの教員は評価者となり、評価シートに「達成度評価は適切か」、「十分な根拠が示されているか」といった点を記入します。
その後、ディスカッションの時間を取り、各学科・コース同士の疑問を解消していきます。
グループワークの様子(全体)
グループワークの様子(臨床心理学科と仏教学科のグループ)
今回は大変短い時間での報告会となりましたが、リフレクションシートを見ると、「質的かつ量的評価基準の開発・活用、多様なアセスメント手法の併用が行われており、自コースでも実施していきたい。」、「IRを活用しての分析までなさっていることに工夫を感じた。」といったご意見を頂戴できました。
近年、大正大学では学科・コース内外の対話をツールとしたFDによって、カリキュラム・教育方法の改善を図っています。
時間のかかる方法ですが、さまざまな先生との対話の中から得られる気づきは、トップダウンだけではなかなか得られにくいものと考えています。
今後も全学的な教学マネジメントサイクルの一部として、より質の高い教育を提供できるよう充実した内容でFDを開催いたします。
また開催後には、こちらでご報告をいたします。
小幡誉子