学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

東洋史コース

☆○o。高校生に薦める東洋史理解のための3冊 第1弾。o○☆

今回は専任の先生から本コースに興味のある高校生へ、おすすめの本を紹介してもらいたいと思います。

 

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○窪田 新一先生○

生駒 雅則 『モンゴル民俗の近現代史』 

ユーラシア・ブックレットNo.69 東洋書店2004年  ¥630

 

「世界史」を創出したモンゴル帝国以降、世界で2番目の社会主義国となる20世紀までの波乱に満ちた歴史を「モンゴル民族解放運動」の視点から解明しようとしている。多難な問題を多く抱えながらも着実に民主国家建設を進めつつあるモンゴル国は、今、資源立国を目指して新たな国家建設を目指している。その誇り高い民族の歴史を、世界史を席巻したモンゴル帝国以降、現代までの波乱に満ちた歴史を簡潔に伝えている。

 

 

○小林 伸二先生○

高木 智美 『孔子-戦えば則ち克つ』

世界史リブレット 人10 山川出版社2013年 ¥840

 

孔子は誰もが知る中国古代の人物です。儒学の祖として中国史を語る上で欠かせない問題を持っています。本書は孔子を、彼が生きた春秋時代のなかで、戦士として位置づけ、軍礼など中国古代の礼制との関係で示しています。人物を通したあらたな時代像は刺激的です。

 

 

○宮嵜 洋一先生○

H.シュリーマン著・石井 和子訳 『シュリーマン旅行記 清国・日本』

講談社学術文庫1998年 ¥800

 

皆さん、ハインリッヒ・シュリーマンをご存知ですか。そう、ドイツ人の考古学者で、トロイアの遺跡を発見してギリシア古代史を書き換えた人です。実は彼は中国・日本を訪れているのです。19世紀に入ると多くの欧米人が東アジアを訪れています。彼らの目を通して当時の東アジアの様子を見ることは、非常に興味深いものです。

 

 

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以上のように、3人の先生におすすめ本を紹介していただきました。何か興味を引かれる本があったでしょうか?

歴史用語の背景を知る良い機会になるのはもちろんのこと、受験勉強の一環にもなるかもしれませんので、ぜひ読んでみてください。

 

今後不定期ではありますがおすすめ本を紹介していきたいと思います。

次回の紹介をどうぞお楽しみに!!

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