学部・大学院FACULTY TAISHO
仏教学コース
【浄土学研究室だより】大正大学浄土宗夏期実践仏教道場
暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて、大正大学では各宗派僧階取得の一環として、「法儀研究」という授業に附して各宗派の本山で行う研修道場があります。
それぞれの宗派で細かい位置づけは異なりますが、浄土宗では大本山増上寺・総本山知恩院のいずれかを道場としてお借りして開催しております。本年は東京の大本山増上寺さまで8月4日~9日(五泊六日)の日程で行いました(^o^)
↓↓↓開講式の様子↓↓↓
浄土宗では法儀研究の授業をご担当の先生以外に、本山等でご活躍のお経のスペシャリストの先生にもご指導いただき、大学院の先輩にも学生の行中の生活指導・サポートとして六日間ともにご指導いただいています。↓↓↓院生自己紹介中。
先生・先輩ともご自身のお寺のお仕事がお忙しい中、学生のために時間を割いてご指導くださっています。
さてこの道場、参加対象は「浄土宗法儀研究Ⅰ」「同Ⅲ」を履修している学生となっています。基本的には学部の1・2年生と編入3・4年生です。1年生と編入3年生は「初級」、2年生と編入4年生は「上級」というクラス分けとなります。日程中、最初の2日間くらいは初級・上級別々に行いますが、途中から合流して合同で法要を行います。
道場の内容は、、、
滝に打たれたりとか、
山を駆け巡ったりとか、
はあ・り・ま・せ・ん!!
※ただ、今回は滝行がある宗派がちょっとうらやましかったりもして(^^;)夏だし、暑かったし。
道場ではひたすら勤行です。春学期中に習った浄土宗の勤行の基礎を実践し、指導を受けます。
↓↓↓↓↓初級です。まだまだ練習が足りないので、みんなの動きが合いません(-_-)。すでに座りきっている人、座りかけている人、まだ座ろうともしていない人、さまざまです。
↓↓↓↓↓初級・上級が合同で法要を勤めるようになると60名ほどになります。おや?足が痛そうな人がちらほら。
↓↓↓↓↓後半にもなると、みんなビシッと動きがそろってきます(^-^)b
↓↓↓↓↓もちろん御導師や維那(お経の初めの部分を発声したり鳴り物を打つ係の人)なども学生が務めます。
朝には大殿で朝の勤行もあります。そしてもちろんお掃除も(^_^)使ったところはキレイにしましょう!
夜は毎日ミーティングを行っています。明日の連絡、法要の当番の確認、1日の反省、学生の健康状態の確認など。ミーティングを取りまとめるのは班長さんの役目です。院生もいちおう連絡漏れなどが無いか同席します。
今年度の夏期道場では、残念ながら3名ほど下山者が出てしまいました。※うち2名は体調不良のため。
下山した学生は来年また夏期道場を受講することになっています。暑さが響いたこともありますが、くれぐれも体調を整えて臨むように願います。
仏教学科 浄土学副手 沼倉雄人 記