学部・大学院FACULTY TAISHO
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仏教学コース
【仏教学科だより】成道会が行われました!
仏教学科だより
【成道会】が行われました!
平成23年12月
担当教員 土屋慈恭
写真 鈴木行賢 (文責 仏教学科長 塩入法道)
今年のテーマ=「私たちにできること ~祈りよ 届け~」
◆12月7日(水) お天気に恵まれ、色付いた学内の銀杏並木のもと、平成23年度の成道会が挙行されました。成道会(じょうどうえ)とは、お釈迦様がお悟りをひらかれた日(12月8日と伝えられています)を記念してお祝いする仏教行事です。
本学では、仏教学科の「社会教化演習」という授業において、仏教行事を再検討し伝統の枠にとらわれない豊かな発想と表現方法を模索し、社会教化(布教)の可能性と方法を、具体的な企画・運営を通じて学んでいます。その集大成として毎年この行事を実施しています。
そのために、授業では受講生全員で実行委員会を組織し、委員長や各担当の選出からはじまり、テーマの設定と具体的な企画の立案、各種団体への協力依頼、宣伝活動など、毎回会議を重ねて当日に臨みます。
【巣鴨地蔵通りをお練り行列】
◆巣鴨「眞性寺」から地蔵通り商店街、「高岩寺(とげぬき地蔵)」そして庚申塚商店街を通り、大正大学礼拝堂まで到るお練り行列は、近年では恒例となっており、今年度も導師 塩入法道先生、副導師 勝野隆広先生 神達知純先生のもと、金棒と修験装束の学生の法螺貝、雅楽部を先頭にして、65名の学生僧侶による、とても壮観なものとなりました。
◆12時25分、大正大学正門より校内へ。礼拝堂前で行なわれた成道会法要は、雅楽部による演奏ではじまり、ご参集いただいた皆様と大正大学勤行式の奉読と献花により、お釈迦様の成道を慶讚し、あわせて東日本大震災の復興祈念のための護摩供法要も修法されました。その後、六大響という太鼓の奉納、真言宗豊山派の学生会による大般若転読法要がそれぞれ厳修されました。
【礼拝堂前での法要】
◆法要以外でも、苦行後のお釈迦様をもてなした村娘スジャータにちなんだ乳粥(ちちがゆ)や、大根炊き、茶道部によるお茶の接待、華道愛好会によるお華の展示も好評でした。また、放送・映像表現コース、写真部SAVOY、仏教青年会、放送研究会、書道部など多くの方々にご参加ご協力いただきました。
【表白文:この成道会の趣旨を本尊に申し上げた文章】
◆最後になりましたが、成道会が円成できましたことは、ご協力ご指導いただいた関係者ならびにご寺院様、快くポスターを貼っていただいた近隣商店の皆様のご理解とご協力の賜物と、心より感謝申し上げる次第でございます。本当にありがとうございました。なお、当日皆様よりお寄せいただきました浄財、総額38,086円は日本赤十字社東日本大震災義援金に寄付させていただきました。この場を借りてご報告申し上げます。
【東日本大震災 復興 祈りよ 届け】