学部・大学院FACULTY TAISHO
仏教学コース
仏教学科コミュニケーションガイダンス(川崎大師・九品仏)
平成26年度、仏教学科のコミュニケーションガイダンスを紹介します。
入学式、基礎学力テスト、ガイダンスが終わり、いよいよ講義が始まる前の一日コミュニケーションガイダンスが行われました。
仏教学科は、恒例として大正大学設立宗派の寺院の参詣をおこなっております。
今年度は、真言宗智山派の川崎大師平間寺(かわさきだいしへいけんじ)と浄土宗の九品仏浄真寺(くほんぶつじょうしんじ)です。
前日のガイダンスの時間に両寺の沿革などを知りました。また、仏教学科ならでは「大正大学勤行式」を練習し、ご本堂で誦読いたします。
4月4日午前9時、バス3台で大学を出発、あっという間に川崎大師平間寺に到着しました。
前日からの激しい風雨が川崎に着いた途端に上がり、きれいな青空となりました。
ご存知の通り、川崎大師は毎年初詣の人出が関東では5本の指に入るほど、年間を通して賑わうところです。
早速、大本堂でお護摩の法要に出席させて頂きます。
その前に、お勤めをさせていただきました。
お護摩は、御本尊のご宝前に設けられた護摩壇の周囲にお供物をそなえ、お導師さまが、中央の炉の中に護摩木を焚いて、御本尊さまのご供養をする厳粛な秘法です。
法要のあとは、特別に内陣までいれて頂き、間近でご本尊や護摩壇を拝見しました。
また、執事長様からもお言葉を頂きました。わが仏教学の大先輩でもある藤田隆乗貫首様がお留守ということで、大変残念ではございましたが、職員の皆さんに歓迎していただきました。
続いてお楽しみの昼食は、精進料理のご膳です。
食後は境内や仲見世通りを各自散策。
午後からは、世田谷区にある九品仏へ参りました。
九品仏は、9体の阿弥陀さまが揃ったお寺です。9体が揃っているのは、全国で京都の浄瑠璃寺と2ヶ寺しかなく、大変貴重です。
九とは、浄土教における極楽往生の9つの階層をあらわしています。上品・中品・下品の階層のそれぞれに上生・中生・下生があり、九となります。
仏様の印(手の形)の結び方で、どの仏様かわかります。
こちらでも、ご本堂でお勤めをさせて頂きました。
集合写真もご本尊さまとご一緒にとらせて頂きました。(一部です)
都会のど真ん中にありながら、広大で自然豊かな境内、大変静かな佇まいの素敵なお寺でした。
この九品仏の有名な行事として「二十五菩薩来迎会」があります。「お面かぶり」と呼ばれていますが、3年に一度行われています。今年がその年に当たり、8月16日に行われるそうです。お時間がある方は足をお運びください。
キャンパスを飛び出し、教職員とともに楽しいひと時を過ごすことができ、大学生活も順調なスタートをきったことと思います。
入学したときの緊張感を忘れずに、楽しく有意義な学生生活を過ごしてください。
助手 池田そのみ