学部・大学院FACULTY TAISHO
仏教学コース
仏教学科は第3回鴨台祭に参加します!
いよいよ秋本番、秋といえば鴨台祭です。
ということで11月2・3日に開催される第3回鴨台祭、今年は仏教学科として多くの企画で参加することとなりました。
これまでも、宗学コースの真言宗豊山派の学生の護摩法要、学科の女子学生 (尼僧)による法要、仏教文化コースの授業の成果の展示として仏像修復・仏画展示など、それぞれが有志として参加しておりました。
今回は、学科とコラボという実行委員会の企画もあり、仏教学科が一つとなり参加することになりました。
仏教学科を1つにして参加しようと立ち上がってくれた学生を紹介したいと思います。
仏教学コース3年児玉瑛子さんです。
ここからはインタビュー形式で紹介いたします。
(インタビュアーは学科助手池田です)
【池田】児玉さんは仏教学科仏教学コースに所属の学生さんです。たしかお寺とは関係のないお一般のご家庭でしたね。では仏教学科に入られたきっかけどんなことでしたか?
【児玉】これまで歴史や宗教について勉強しているうちに、仏教に強い興味を持ちました。それからは大学で本格的に仏教の勉強をしたいと思うようになって、仏教経典の原語のサンスクリット語などの梵文学に興味がわいてきました。そして幅広い仏教思想を学びたいと考えたことから、大正大学の仏教学コースを選びました。
【池田】大変真面目なお答え有難うございます(笑)入学してみてどうでしたか?
【児玉】きっと他学科とは違う雰囲気なのだろうと思いますが、個性的で面白いですし、坊主頭の同級生とも、すぐになじめました。
【池田】3年生になってどうですか?
【児玉】入学当初は漠然とした状態でしたが、多彩な講義内容と指導してくださる諸先生方のおかげで研究したいテーマと出会い、毎日楽しく取り組んでいます。3年生になり、特にインド大乗仏教とインド論理学の勉強に励んでいます。長い仏教の歴史の中、様々な思想が成立・発展した過程で、それらを正しいこととして伝えていくには、仏教内外で多くの論議が行われたことだろうと思います。サンスクリット語原典を通じ、それを読み解いていくことが今の私の目標です。
【池田】では、本題となります第3回鴨台祭についてお伺いします。これまでの仏教学科の長い歴史の中で、学科で参加することはありませんでした。今回の鴨台祭のテーマでもある「学科とコラボ」というはなしよりも前から学科として参加したいとお話ししていたように思います。どうしてそのような考えをもったのか教えてください。
【児玉】昨年までは、仏教学科の学生がそれぞれグループをつくって参加してとても賑わっていました。私は、昨年、初めて鴨台祭に参加してみて「これらを一つにまとめることで、更に楽しく注目されるような企画が実現できるのではないか」と感じたのです。
1年生の時はサークル等に入っていないこともあり、参加するきっかけがありませんでした。昨年は現在4年生の先輩や同学年の友人から誘ってもらったことがきっかけとなり、とても楽しい思い出をつくることができました。仏教学科全体で参加することによって、多くの人が参加するきっかけとなり、充実したものになるのではないかなと思ったのです。
【池田】授業などはコースごとになってしまうこともありますし、学科内でも知らない人や事が多いかもしれませんね。皆でというのは画期的です。
どんな企画を考えたのですか?
【児玉】これまで盛況だった企画をそのままいかしたもの、またそこからヒントを得たりしながら、各方面に相談して、体験型の企画を中心に考えました。私は在家ですし、大正大学へ入学するまでは、お寺へ行って何かするのは敷居が高いように感じたこともありました。大学祭という気軽に参加できる場だからこそ、仏教を体験する企画を重視したいという気持ちがあったのです。来場者の方々へ、せっかく鴨台祭へ来ていただくのですから、大正大学ならではの仏教に触れる体験をしてもらいたいと思っています。そして仏教を身近に感じて興味をもっていただければと思います。
【池田】そうですね。仏教の考え方、また仏教からうみだされた文化を多くの方に感じていただければよいですね。
仏教学科の学生が、「仏教」を色々な形で表現しようとしています。
学問として、儀式として、文化として、味として、心として。
どんな企画を作り上げたのかということは、今後のブログで紹介していきたいと思います。
ご期待ください。
仏教学科助手池田そのみ