仏教学コース

【仏教学科教員リレーメッセージ】倉西憲一先生

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

在校生の皆さん、進級おめでとうございます。

今年度より仏教学部の専任講師として着任した倉西憲一です。
私も新入生の皆さんと同じく、心機一転、新しい生活が始まると思っていた矢先に残念な現状となっています。

令和2年度は、世界中で猛威をふるっているウィルスの影響で未曾有な始まりとなってしまいました。
まだまだ、予断を許さない状況が続いており、衆生すべて（元凶の新型コロナウィルスは除く）がこの脅威に立ち向かっていかなければなりません。
皆さん、完全なる終息を願い、無事に乗り切りましょう。

皆さんは仏教学部に所属しています。では、仏教を学ぶとは、どういうことなのでしょうか。
僧侶として、自らがこれからお寺などで関わっていく仏教の教理・実践を修得することは、宗門系大学として重要な目的です。
それだけでなく、長い歴史の中でさまざまに展開した仏教を、人文学の一分野として研究していくことも仏教学部の存在意義でもあるのです。
さらに、仏教学は、近年、文系理系を問わず、多種多様な研究分野との関連を持たせることのできる綜合的な学問として注目を浴びており、本当に魅力的だといえます。
在校生の皆さんは残りの何年か、新入生の皆さんはこれからの4年間、こうした魅力的な学問、仏教学をできる限り吸収して、これからの人生の糧としてください。

それでは、皆さんと魅力的な仏教学を学べることを楽しみにしております。



令和2年4月22日　仏教学科　倉西憲一